日立ソリューションズ、IoTで作業員の安全管理支援の新サービス

2021年6月11日 08:41

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「作業者安全モニタリングシステム」と「労働安全衛生 作業員活動支援サービス」を組み合わせたイメージ(画像: 日立ソリューションズの発表資料より)

「作業者安全モニタリングシステム」と「労働安全衛生 作業員活動支援サービス」を組み合わせたイメージ(画像: 日立ソリューションズの発表資料より)[写真拡大]

 日立ソリューションズ(東京都品川区)は10日、IoTで作業員の安全管理を支援するサービスを開始した。生体情報や気象情報などと統合管理し、ダッシュボードで見える化する。作業員の健康状態を遠隔地からでも継続的にモニタリングできるようにし、労働災害を未然に防ぐ。

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 IoT機器のセンサーにより、作業員の脈拍や活動量などを取得。気温や湿度、位置情報もあわせてクラウド上に集約して示し、熱中症や転倒・落下などのリスクを分析する。

 安全衛生管理部門や現場の管理者がタイムリーに観測し対応できるようにした。モニタリングの結果から、労働災害の起きやすい時間や場所などを把握できるようにもなる。こうした情報を使えば、安全性の高い作業計画を立てることが可能だ。

 対応するIoT機器の第1弾は、同社が村田製作所と共同開発したヘルメット型センサーデバイス「作業者安全モニタリングシステム」。ウェラブルデバイスとの連携も行う予定だと言う。尚、この製品はヘルメットに装着できるセンサーによって環境やバイタルの情報を計測。現場監督者などが作業者の安全を遠隔で確認できるものだ。

 製造や建設の現場では労働人口が減少している。作業員の高齢化も進んでいることから、作業員の安全と健康を確保し、労働災害を防止することが企業にとって喫緊の課題となっている。

 また、安全管理だけでなく効率化も支援する。作業員の位置情報をもとに、それぞれの行動履歴を可視化。集めたデータを使って作業の平準化などに活かせる。

 サービスの料金は個別見積もりとなっている。利用までの手順は、まずデバイスを選定し、次に作業員や現場の情報を準備する。作業者がデバイスを装着すれば、センサーで取得した情報がタイムリーにクラウドにアップされるようになるため、管理者はそれを確認する。

 同社はまた、17日14時から「労働安全衛生・作業者活動支援サービス」を紹介するセミナーをオンラインで開催する予定だ。定員100名で参加は無料。申し込みはホームページで受け付けている。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る

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