スピーチで英語学習 大坂なおみ全米オープン優勝のスピーチ

2020年9月24日 08:36

印刷

 2020年9月の全米オープンテニスで優勝した大坂なおみの決勝戦後のスピーチと質疑応答は、英語学習に最適だ。わずか3分半の動画だが、日常会話でよく使うイディオムにあふれている。どのような単語や熟語が使われているのかを見ていこう。

【こちらも】Twitterで英語学習、3人の魅力的なインフルエンサー

■気になる表現

 映画やドラマでもよく聞く日常フレーズや単語が豊富に使われている。代表的な単語やイディオムを書き出してみた。

congratulate 祝う、幸運だと思う、お祝いを言う
opportunituy  チャンス、よい機会
inspire   激励する、~を鼓舞する
stick with 従う
believe in ~ ~を信じる 

concluded  完結する、終える、締めくくる
cross over to 渡る、越える
lay daown  横たえる、横になる  
run through your mind 頭をよぎる
collapse 倒れる、崩壊する
turning point for you 転換期、転機

embarrassing 恥ずかしい気持にさせる、当惑させるような
a bad attitude 態度が悪い、悪い振る舞い
be gratified  満足 する、よろこぶ
awareness 認識、意識
lead up ~から続いている、~につながる
lame  不自由で、説得力のない

■感謝にあふれたスピーチ

 イベント開催者から現場のスタッフ、ボールボーイ、警備員まで、さらにスポンサーや家族にも感謝を送る様子は微笑ましい。アカデミー賞でもおなじみだが、英語では日本語よりも口に出して感謝をストレートに伝えることが多い。最初は恥ずかしいかもしれないが、英語を話すことは別人格を作ること。英語文化も学びながら、感謝や自分の気持を言葉で表現していきたい。

■見所

 「7試合、7枚のマスク、7人の名前で伝えたかったメッセージは何ですか?」という質問への答えが感動的である。3分を過ぎてから流れるのでぜひ視聴してほしい。

 無観客で行われた表彰式のスピーチ。最後の質疑応答ではユーモアを交えた返事で楽しませてくれる。シャイな性格でも感情を込めればしっかり相手に伝わる。好きなセンテンスでシャドーイングやディクテーションをすれば練習になる。わずか3分半の動画でも、楽しみながら学習できることは多いようだ。

(記事:鵜飼圭・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事