純粋な思いが人を惹きつける!「中学聖日記」に注目が集まる理由

2018年12月4日 22:37

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■コアなファンを生みつつある「中学聖日記」

 2018年10月9日からTBS系でテレビドラマが放送されている「中学聖日記」。視聴率としてはイマイチ振るわない結果となっているものの、YouTubeのTBS公式チャンネルで公開されている次回予告の動画再生回数がどんどん増加しつつあるのだ。

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 主役である聖と晶の関係が進む花火大会が描かれた第4話予告は100万回を超え、以降はどの予告も100万回に近い回数をマークしている。さらに、第5話ラストにて舞台が2018年に移り、その次回となる第6話予告は200万回を記録した。

 当初は新人中学教師・聖(有村架純)と純粋な中学生・黒岩晶(岡田健史)の無理な配役などに批判が多かったものの、2人の惹かれ合うストーリーと細かい演技を応援する人が続出。そして、12月4日放送の9話でさらに物語は加速する。

■晶によって大きく運命を変えることになる聖

 新人教師としてとある中学校に赴任することとなった末永聖。彼女がはじめて持ったクラスの生徒・黒岩晶はどこか不思議な雰囲気を携えており、さらに出会い頭にビンタまでくらわされる。だが、晶は聖のことを気にしており、徐々に恋心へと成長させていく。

 遠距離ながら彼氏もいた上に、生徒との恋など成立するはずないと思っていた聖。だが、どんどん晶からのアプローチが増加していくことで、聖にとっても晶は看過できる存在では無くなっていた。そして、町の花火大会の日、ついに晶は聖に待ち合わせの連絡を送るのだった。

 はじめは相手にしない聖だったが、その思いを裏切ることができず晶の元へ向かうことになる。そしてその日、2人の手ははじめてつながってしまった。未知の体験にどちらの気持ちも昂るのだが、禁断の関係である2人を受け入れる人間は彼らの周りにはいなかったー。

■離れても惹かれ合う2人

 聖と晶の関係は中学校でも問題となり、聖は自ら学校を去る形を取ると同時に、遠距離恋愛中だった彼と結婚することを決める。しかし、最後まで聖のことを諦めなかった晶の姿を見た彼女は、自分だけ幸せになることができずに彼氏との婚約を破棄して1人になる道を選ぶのだった。

 時は進んで2018年。結局教師を諦めきれなかった聖は、同僚の助けもあって小学校の教師を続けることになる。教師業に没頭していた聖だったが、その情報がネットを介して晶の元に届いてしまう。そして、彼自身も忘れていた初恋に火が付き、再び聖の元へ足を運ばせるのだった。

 6話から時代が変わり、晶も中学生から高校生に進学した第2章がスタート。3年間も秘めていた聖に対する恋心は相も変わらずで、むしろその思いが彼を輝かせているようにさえ思わせる。そして、晶とのことをすべて無かったことにして前に進もうとする聖の姿も描かれるが、やはり晶のことを忘れられない繊細な姿が印象的である。

 離れ離れになっていた2人だが、8話のラストでついに聖が晶の元へ向かうシーンが描かれた。どこまでも真っ直ぐな思いを描いている本作の展開にファンも付き始め、9話の予告で2人が抱き合うシーンはSNSでも話題となった。本作がどのように幕引きされるのか、やはり気になるところだ。

 「中学聖日記」はTBS系列にて毎週火曜日22:00から放送中。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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