ローソン、秋葉原で都市型コンビニの実験店 9日から

2018年10月8日 18:29

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ローソンスマホペイのイメージ(ローソン発表資料より)

ローソンスマホペイのイメージ(ローソン発表資料より)[写真拡大]

  • ローソンJEBL秋葉原スクエア店イメージ
  • プチカフェコーナーのイメージ

 ローソンは9日朝、東京都千代田区神田練塀町のJEBL秋葉原スクエア店を都市型コンビニの実験店舗としてリニューアルオープンする。コーヒーや揚げ物をセルフ販売に切り替えるほか、スマートフォンを使ったセルフ会計サービスの「ローソンスマホペイ」など混雑を緩和するサービスを導入する。

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 JEBL秋葉原スクエア店は売り場面積が標準店の約6割に当たる98平方メートル。昼どきなどレジが混み合う時間帯を想定し、マチカフェコーナーのいれたてコーヒーはその場で購入できる自動販売機を設置する。「からあげクン」などの揚げ物は陳列ケースを開閉式にし、来店客が商品を自由に取り出せるようにする。

 いずれもこれまで店員がレジで注文を受けて提供していたもので、混雑時に注文をためらっていた来店客の需要を取り込むのが狙いだ。

 ローソンが4月から実証実験を進めてきたローソンスマホペイも導入する。スマートフォンにローソン公式アプリをダウンロードし、来店客自身がスマートフォンのカメラで商品バーコードを読み取ることで店内のどこにいても決済できる仕組み。来店客はレジに並ばずに買い物が可能となる。

 イートインコーナーには、主に会社員向けのサービスとしてテーブル6席すべてに電源を設置するほか、タブレット端末を置いて新聞や雑誌を閲覧できるようにする。ボールペン、修正液、はさみなど文具の貸し出しコーナーを設けるほか、ほぼすべてのスマートフォンに対応可能なバッテリーのシェアリングサービスも始める。

 このほか、商品構成では日用品や雑誌の販売スペースを縮小し、すぐに食べられる食品を充実させる。

 都市部のビジネス街にある小型店では、昼休みの時間帯に来店客が集中し、レジの混雑が恒常化している。このため、買い物や来店をためらう人も見られるのが現状。そこで、ローソンは実験店舗にレジの混雑を緩和し、サラリーマンやOLに好まれるサービスを集めた。効果が見られたサービスは順次、他の店舗に導入する方針。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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