ドコモ、日本と中国を繋ぐAIアイドルアニメの続編配信 ドワンゴらと協業

2018年6月29日 11:04

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 ドコモは28日、中国でアニメ関連ビジネスを行うミグ動漫と制作したAIアイドルアニメ「生放送アニメ 直感xアルゴリズム♪」の続編配信を2018年秋に行うと発表。さらに関連イベントも拡充し、ドワンゴやDMM.futureworksらと協業したうえで5G時代を想定した新エンタメ体験を日中のファンに提供していく。

【2016年に発表のプロジェクト】ドコモ、新バーチャルアイドルを日中で展開へ 成功の可能性は?

 「生放送アニメ 直感xアルゴリズム♪」は2人の女性AIアイドルが活躍するアニメ。彼女らは日本と中国それぞれの手で日中を繋ぐアイドルになるために作られたAIという設定だ。2017年に日本と中国でファーストシーズンが同時配信された。

 ここでいう生放送アニメとは声優の動作をモーションキャプチャーおよびリアルタイムCG技術などを用いてCGアニメーション化し、ライブで配信するコンテンツを指す。そのため視聴者と登場人物が互いにやり取りをして物語に変化を起こすことも可能だ。

 今回はファーストシーズン以上の、アニメキャラクターと日中のファンが共に物語をつくっていくような新たなエンタメ体験の創出を目指す。

 具体的には最新モーションキャプチャーおよびVRやAR、MRなどの技術を用いて、番組以外でも日中で関連イベントを行う。ライブプラットフォームを通じた生配信、ライブビューイングなどが予定されている。

 今後5Gの時代が来れば、高速大容量、低遅延、多数端末接続での通信が可能というその特長を活かした新感覚のイベントが実現できる。例えば各地方に点在するアーティストの演奏をリアルタイムに伝送し合奏として聞けたり、本物のような3Dホログラフィック映像によって臨場感あふれるパフォーマンスを楽しめたりする。

 そのような、高精細な8Kや360度映像といったコンテンツが遅延なく伝達できる環境が整えば、ライブビューイングなどは全く違った体験となる。ドコモが実施するのはその未来を見据えた、新しいバーチャルアイドルプロジェクトである。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る

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