商船三井、中国向けの新造LNG船「CESI WENZHOU」が竣工

2018年2月5日 06:22

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CESI WENZHOU。(画像:商船三井発表資料より)

CESI WENZHOU。(画像:商船三井発表資料より)[写真拡大]

 商船三井と中国遠洋海運集団(China COSCO Shipping Corporation Limited、以下「CCSC社」)、そして中国石油化工股■(China Petroleum&Chemical Corporation、以下「SINOPEC社」※■印の文字は、人偏に「分」の文字)による合弁会社が発注していたLNG船「CESI WENZHOU」が、上海の滬東中華造船(集団)(Hudong-Zhonghua Shipbuilding(Group)Co.,Ltd.、以下「Hudong社」)で竣工した。商船三井が発表した。

 このプロジェクトは、2010年から始まったプロジェクトの後を受け継ぐもので、現在、計6隻の新造のLNG船が建造されている。

 LNGの需要は、クリーンエネルギーの一つとして高まりをみせている。中国においてもそれは同じであり、それに対する供給を果たすものとして期待されるところである。

 概要は以下の通り。

■船舶概要

・全長:290.0m
・全幅:45.60m
・満載喫水:11.70m
・LNGタンク:メンブレン型
・貨物タンク容量:174,100m3
・主機関:Dual Fuel Diesel Electric
・航海速力:19.5ノット
・建造造船所:Hudong社
・船舶管理会社:China Energy Ship Management Co.,Limited
・保有比率:商船三井20%、CESI社80%
 CCSC社51%・SINOPEC社 49%出資の合弁会社(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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