西武所沢駅の新商業施設「グランエミオ所沢」、3月2日にオープン

2018年1月17日 11:58

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グランエミオ所沢の外観イメージ(西武ホールディングス発表資料より)

グランエミオ所沢の外観イメージ(西武ホールディングス発表資料より)[写真拡大]

 西武ホールディングスは15日、埼玉県所沢市くすのき台の西武鉄道「所沢駅」東口で整備している新商業施設「グランエミオ所沢」を3月2日にオープンさせることを明らかにした。線路上空を中心に既存駅舎や西口の商業施設敷地を含む第2期計画も予定しており、2020年夏ごろの開業を目指す。

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 グランエミオ所沢の計画は関連会社の西武プロパティーズが進めているもので、施設は西武鉄道ビルの敷地を含めた約3万9,400平方メートルに建てられた鉄骨地下2階地上5階延べ約11万6,000平方メートル。このうち、約1万8,500平方メートルが店舗面積になる。

 入居する店舗は約120店で、うち第1期は77店が入る。1階は食品・日用品フロア、2階はファッションフロア、3階はライフスタイルフロアと位置づけられ西武沿線初出店の37店、ショッピングセンター初出店の3店をはじめ、食やファッション、ライフスタイルの専門店がずらりと集結する。

 4階はカルチャーと公共施設フロア。所沢市のパスポートセンターや市民サービスコーナー、学習塾、幼児教室が入居する。5階と屋上は駐車場になる。

 さらに、2階にはプロ野球の埼玉西武ライオンズの観戦用チケットや公式グッズを販売する「ライオンズストア」、3階にはライオンズとコラボした子ども専用のキッズトイレを新設、ライオンズのホームタウンとして地域に根差したファンの拡大を目指す。

 所沢駅の2階コンコースには、グランエミオ所沢へ直接出入りが可能となる交通系ICカード専用の改札口を設ける。利用時間は午前10時から午後9時の予定。施設内に防災備蓄倉庫や非常用電源を設置するとともに、帰宅困難者約1,200人分の一時滞留スペースも確保し、災害時の拠点としても活用する。

 西武グループは所沢市を住環境と利便性向上の重点地区と位置づけ、第2期計画で線路の上空に3階建ての商業施設を整備する計画。

 第2期計画のあと、西口で西武鉄道所有の所沢車両工場跡地約5万9,000平方メートルの開発を進める。広域から集客できる商業を核とする大規模開発になる見込みで、2020年代半ばの開業を目指している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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