日中ロ3外相、ゴールは朝鮮半島の非核化で一致

2017年9月4日 11:16

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記事提供元:エコノミックニュース

 北朝鮮対策で、重要なカギを握る中国、ロシアの外相と相次ぎ電話会談した河野太郎外務大臣は、会談後の1日夜、記者会見し、「アプローチの仕方は様々」としたうえで「朝鮮半島の非核化がゴールということでは一致した」と述べた。

 河野大臣は中国・王毅外相と40分電話会談。「私から北朝鮮に対して少し国際社会の圧力を強めていく必要があるのではないかというようなことを申し上げ、日中、アプローチは少し差があるが、朝鮮半島の非核化がゴールであるというところは一致した」とした。

 そのうえで「出来るだけ早い機会を見つけて訪中し、北朝鮮問題だけでなく、日中問題、あるいは日本と中国がこれから建設的にやっていくということを議論できればいいと思っている」と述べた。

 ロシアのラヴロフ外相とは25分間電話会談。「朝鮮半島の非核化をするというのが両国のゴールであるということは一致した」とした。

 河野大臣は「ロシアがこれから米露をはじめ色々議論をするということですので、またその結果を聞きながら、今度の国連の場などで緊密に協議していきたいということを申し上げた。日露協力して安保理決議をしっかりと履行していこうというところも一致した」と語った。また、早期にロシアを訪問できれば、との期待も示した。河野大臣は6者協議について記者団の問いに「まだまだ、その段階ではないんじゃないか」と述べた。(編集担当:森高龍二)

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