浦和サポーターがバスを取り囲む 試合後に怒りが爆発

2017年7月7日 08:08

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■川崎フロンターレ対浦和レッズ

 5日、サッカーのJ1第13節、川崎フロンターレ対浦和レッズ戦が行われた。試合はホームの川崎フロンターレが、小林悠による2得点の活躍などで、4-1で勝利した。浦和からしてみれば、4失点もし、攻撃ではセットプレーでなんとか1点取れたものの、川崎ディフェンス陣に完璧に封じ込まれていた。4失点も、「こんな簡単に失点してしまうのか?」というほどあっさりとやられすぎた内容だった。

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 この試合内容は、浦和サポーターからすれば激怒に値するレベルだったことは想像するに容易い。パス一本で崩されたり、サイドをずたずたに切り裂かれるディフェンスは見るに堪えないものだったはずだ。

■浦和サポーターの怒り爆発

 後半35分。浦和の遠藤航が小林を後ろから倒しレッドカードをもらった。浦和選手は審判に詰め寄るも、誰がどう見てもレッドカードのプレーだった。恐らく浦和サポーターもそれは認識していた。もちろんブーイングを浴びせるのだがそれは審判にというよりは浦和の選手にという方が正しいだろう。

 実際この試合はかなりクリーンで、選手同士がもめるということはなかった。後半9分に浦和の阿部勇樹がイエローカードをもらった状況でも、長い間後ろから相手を引っ張っていたからだ。そこでレッドカードが出ていれば怒りの矛先は審判にいったかもしれないが、川崎に対しても審判に対しても怒ることはできない。

 それほど完膚なきまでにやられたため、やはり自分たちが応援する選手に怒りをぶつけるしかなくなったのだ。

■バス取り囲み

 試合後、選手たちがサポーターに向かって挨拶する際、案の定ブーイングが起きた。ある程度予想できたことだが、予想以上に激しいものだった。ブーイングをするだけでは鬱憤を晴らすことができない浦和サポーターはバスを取り囲み、不満を吐き出した。

 しかし、こういうことはやるべきことではない。特にアウェーの地・川崎でやるとていうのは言語道断だ。こういうことが起きるから浦和サポーターへの悪評や、はては浦和との試合は見たくないという人も出てくる。

 こういった事態が続けば、ますます浦和への視線も厳しくなるだろう。「自分たちの問題だから」で済まされないことを、浦和レッズ全体で考えなければいけないはずだ。

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