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トヨタ、都市型モビリティライフ提案の「TOYOTA i-TRIL」世界初披露
2013年の東京モーターショーで発表したコンセプトモデル「TOYOTA i-ROAD」の進化バージョンともいえる「TOYOTA i-TRIL」。クルマの左右中央にドライバーズシートを配置する「1+2レイアウト」が現実性を感じさせる[写真拡大]
トヨタは、スイス・ジュネーブで3月7日に開幕した(一般公開は9日から)第87回ジュネーブ国際モーターショーにおいて、近未来の都市型モビリティライフを提案するコンセプトモデル「TOYOTA i-TRIL」を世界初披露した。
「TOYOTA i-TRIL」は、「走る楽しさを追求する近未来の都市型モビリティ」をテーマに掲げ、新しい乗り味と使い勝手のよさによる楽しさを提供するとともに、都市生活者の移動手段に応える小型EVコンセプトモデルである。2013年の東京モーターショーにおいて発表したコンセプトモデル「TOYOTA i-ROAD」の進化バージョンともいえる。
「TOYOTA i-TRIL」コンセプトは、コンパクトなボディサイズにより車体の取り回し性が良く、左右前輪が上下して車体の傾きを最適かつ自動的に制御するアクティブリーン機構を採用したことで、ドライバー自身が車両のバランスを保つ必要がなく、安定した走行を可能とする。このアクティブリーン機構技術のおかげで、快適性・安定性を両立し、意のままに操れる一体感のある爽快な走りが実現できた。
ボディサイズは全長×全幅×全高2830×1500×1460mm。ホイールベース2080mm。空車重量は600kg。1度のフル充電で約200kmの走行が可能だ。
また、タンデム2名乗車仕様だった「TOYOTA i-ROAD」から進化し。クルマの左右中央にドライバーズシートを配置する「1+2レイアウト」によって、3人乗車が可能なパッケージとし、ドライバーと同乗者の絶妙な距離感を実現することで、心地よい車内空間をつくり上げた。
さらに、ドアがフロアの一部を構成しており、開くとフロアのステップ部分が空くため、楽な乗降を可能としている。
「TOYOTA i-TRIL」のデザインは、フランスのニースに拠点を置くED2(Toyota Europe Design Development/EDスクエア)が担当した。将来、欧州では小・中規模都市の発展が見込まれており、小さなコミュニティにおける30~50歳代の子育て世代のライフスタイルを想定したZEVが求められているのは間違いない。「TOYOTA i-TRIL」は、便利で快適な新ジャンルの都市における進化したモビリティコンセプトである。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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