パナソニック、自宅で手軽に本格焙煎コーヒーの「The Roast」発売

2017年1月20日 17:34

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「The Roast(ザ・ロースト)」サービスで使用するコーヒー焙煎機(写真:パナソニック発表資料より)

「The Roast(ザ・ロースト)」サービスで使用するコーヒー焙煎機(写真:パナソニック発表資料より)[写真拡大]

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 パナソニックは19日、家庭用コーヒー焙煎機および、専用のコーヒー生豆と焙煎プロファイルを定期頒布する新サービス「The Roast(ザ・ロースト)」を開始すると発表した。同社によれば、この3点をセットで提供するサービスは世界初とういう。価格はコーヒー焙煎機が10万円(価格はいずれも税別)、コーヒー生豆パックの3種類セットが5,500円/月、2種類セットが3,800円/月(1種200g入り)。

 「The Roast」は、「自宅で、極上のコーヒー体験」をコンセプトに、新開発の家庭用焙煎機および、厳選した生豆の定期頒布と焙煎士による豆にあわせた焙煎プロファイル(焙煎工程のプログラム)をセットで提供するサービス。特別な焙煎技術や知識がなくとも、自宅で手軽に焙煎したての味と香りを楽しめるようにする。

 サービスは、コーヒー輸入商社の石光商事および、2013年焙煎世界大会チャンピオンの後藤直紀氏による「豆香洞(とうかどう)コーヒー」(福岡)と提携して提供される。定期頒布する生豆は石光商事が厳しい品質管理と安全基準で選定した世界の良質なスペシャルティ豆を季節ごとの4つのテーマにあわせて毎月届ける。

 焙煎プロファイルは、後藤氏が豆の特長にあわせて1種類の豆に焙煎度の異なる2~3パターンを作成。年間で最大約100パターンの味や香りの違いを楽しめるという。焙煎プロファイルのデータは、スマートフォンやタブレットの専用アプリでインターネットを経由して読み込み、焙煎機へ転送することで簡単に焙煎が行える。

 焙煎機は豆の特長を引き出すため、きめ細かな温度・風量制御が追求され、使い勝手も考慮されている。サイズは(幅×奥行き×高さ)130×238×342mm、重量は4.6kg。操作できるスマートフォンはiOS搭載端末のみに対応(専用アプリが必要)。

 生豆の販売は年間12回定期頒布の1年間コースのみとなり、焙煎機と共に、パナソニックのショッピングサイトPanasonic Store(パナソニック ストア)で4月上旬に発売する。同社では、月間100件の契約を目指す。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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