オリコ、アリババの電子決済「アリペイ」を日本で提供―第1弾は東京都内のファミリーマート4店舗

2016年8月8日 17:57

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 オリエントコーポレーションは8日、中国の阿里巴巴集団(アリババグループ)の電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」を日本で提供開始すると発表した。導入の第1弾として、ファミリーマートと提携し、8月9日にインバウンド需要が高い東京都内の4店舗から導入を開始し、順次導入を拡大する予定という。

 アリペイは、スマートフォンで表示された「QRコード・バーコード」を販売店舗側の専用端末からPOSレジで読み取ることで簡単に決済ができるサービス。オリコは、アリペイの加盟店開拓などを行い、訪日中国人のインバウンド需要を取り込んで加盟店の売上拡大を支援するという。

 8月9日にアリペイの導入を開始するのは、ファミリーマート新宿靖国通り店(東京都新宿区新宿5-17-13)、ファミリーマート浅草雷門前店(東京都台東区浅草1-2-1)、ファミリーマートヴィーナスフォート店(東京都江東区青海1-3-15)、ファミリーマートサンシャインCPH店(東京都豊島区東池袋3-1-5)の4店舗。

 アリペイは、2004年から中国で提供開始され、4.5億人以上の実名認証ユーザーが利用している。ネット上のオンライン決済のほか、スマートフォンにバーコード・QRコードを表示させるリアル店舗向けの対面決済サービスを展開し、中国国内の80万の加盟店と海外の7万の加盟店で利用できる。

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