ヤマハ発動機、ダムの堆砂測量などを支援する無人小型観測艇を開発

2016年7月9日 19:08

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ヤマハ発動機が開発した、ダムの堆砂測量などの深浅測量作業を支援する自律型無人小型電動観測艇「BREEZE10」(写真:同社発表資料より)

ヤマハ発動機が開発した、ダムの堆砂測量などの深浅測量作業を支援する自律型無人小型電動観測艇「BREEZE10」(写真:同社発表資料より)[写真拡大]

 ヤマハ発動機は7日、ダムの堆砂測量などの深浅測量作業を支援する自律型無人小型電動観測艇「BREEZE10」を開発し、8月から測量業者向けなどで業務用レンタルを開始すると発表した。

 同社によると、「BREEZE10」は、国内のダム堆砂量の測量作業で普及しているナローマルチビームソナーなどの測量機器を容易に搭載できるよう開発した全長約3mの電動FRP艇。GNSS(衛星測位システム)の位置データと方位角データを使用することで無人での自律航行が可能で、水底状況調査の効率化・省力化を支援する。将来的には、測量分野での業務のほかに、「監視」「警備」支援業務への拡大も視野に入れているという。

 ダムは、定期的に底に溜まる堆砂を除去する浚渫(しゅんせつ)作業が必要で、この作業に先立って水底の堆砂状況を把握する必要がある。これまでの手法では、堆砂状況の測量に使う汎用小型艇の航行ルート精度や、測量機器の搭載・調整に多くの時間がかかるといった課題があった。また、こうした測量作業は降雨量の少ない冬場に行われることが多く、気温が下がる山間部のダムでは作業者の負担となっていた。

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