2016年3月4日 04:57

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メトホルミン服用による腺腫の新規発生・再発率の比較(横浜市立大学発表資料より)

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 横浜市立大学の研究グループは3日、糖尿病などの治療で用いられる薬剤のメトホルミンが、大腸ポリープ除去後に新規ポリープの発生を抑制することを確認したと発表した。世界初の報告で非常に注目されているという。

 糖尿病の治療薬の1つメトホルミンの服用者は、非服用者と比べてがんの発生が低く、特に大腸がんに対して予防効果を示唆する報告が多数なされていた。同大の中島淳教授らのグループは、大腸ポリープを内視鏡切除しポリープがない状態になった患者を対象に試験を実施した。メトホルミンを服用すると、1年後の内視鏡検査で大腸前がん病変である腺腫の新規発生や再発率が、服用しない患者に比べ40%低下した。

 薬剤を用いて疾病を予防する概念は「化学予防」と呼ばれている。大腸がんについては、アスピリンや非ステロイド性抗炎症薬などに予防効果はあるものの副作用もあることから、予防法として確立していない。化学予防薬に必要な条件として、副作用が少ないこと、服用しやすいこと、安価なことなどがある。メトホルミンはこの条件を全て満たす薬剤で、今後の大腸がん予防法の確立と大腸がんの克服が期待されるという。(阪木朱玲)

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