爪の老化にご用心。爪のアンチエイジングには保湿が必要

2015年10月3日 19:21

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記事提供元:エコノミックニュース

 特定非営利活動法人日本ネイリスト協会が発行した「ネイル白書2014-2015」によると、2013年のネイル市場は推計で2158億円、2014年には前年比100.3%の2166億円になる見通しだ。爪を「美しく」保つことは今や、多くの現代女性にとって常識でもある。ところが、爪の「美しさ」には関心があっても、爪を「若く」保つという意識は、ほとんど無いのではないだろうか。

 勘違いしている人も多いが、爪は骨が変形したものではない。爪の主な成分は、カルシウムではなく、硬ケラチンと呼ばれるタンパク質。皮膚表皮の角質層が角化してできているもので、早い話が、爪は皮膚の一部なのだ。皮膚の一部ということは当然、肌と同様に加齢とともに老化現象が現れてくる。

 爪は一枚板のように見えて、実はベニヤ板のように繊維が縦横縦の3層構造になっている。この重なった層の間に水分と脂肪が含まれており、かたくて、やわらかい、爪を作っているのだ。健康な爪は、ツヤのあるきれいなピンク色をしており、表面は滑らかで、軽く押すとうっすらと白くなる。しかし、加齢や病気、ジェルネイルなどによる剥離ダメージ、洗剤、除光液などが原因で、水分や油分のバランスが崩れると、爪表面に斑点や凸凹が現れたり、割れやすくなったりしてしまう。健康で美しい爪を保つには、傷んだ部分の補修とともに、爪の内部に水分や油分を与え、保湿を心がけることが重要だ。

 そんな中、ロート製薬<4527>が今までありそうでなかった爪用クリームを新発売して話題をよんでいる。高付加価値の「メンソレータムハンドベールプレミアムライン」より、8月26日に新発売された『メンソレータム ハンドベール ビューティー プレミアムリッチネイル』は、傷んだ爪の表面の補修と、内側の保湿の両方をケアができる爪用クリーム。ロートは独自の特殊な乳化技術を用いることで、これまで技術的に難しいとされてきた、「爪集中補修成分」と「油溶性の保湿成分」を混合してクリーム状にすることに成功。これにより、傷んだ部分を集中ケアし、爪内部を保湿、また爪表面をコートすることで、爪表面の剥離ダメージと内部の乾燥との両方に対応することができるという。

 ネイルサロンなどで、爪を可愛く、美しく飾るのは女性の楽しみであり、ストレス発散にも良い効果があるらしい。しかし、そのせいで爪がダメージを受けてしまっては本末転倒だ。爪のおしゃれを心がける女性ほど、爪の健康にも気を配ってほしいものだ。(編集担当:石井絢子)

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