ドコモ、起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」を開始

2013年2月7日 20:31

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 NTTドコモは7日、革新的なサービス・技術等を有するベンチャー企業・団体等を対象に、起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」を2013年2月7日より開始すると発表した。ドコモは、スマートフォン向けサービスの更なる充実を図るとともに、現在取り組みを進めている「新たな事業領域」におけるサービス開発力を強化し、「モバイルを核とする総合サービス企業」への進化を加速していく。

 ドコモは「ドコモ・イノベーションビレッジ」の第1回プログラムの開始にあたり、2月7日~3月11日までの期間で、さまざまな技術やビジネスモデル、アイディアを持った参加チームを募集する。参加チーム(5、6チーム程度を予定)に対しては200万円の助成金やオフィススペース等の開発環境の提供、経営やサービス開発に関するアドバイス等のさまざまな支援を行う。参加チームには開発期間中(約5か月間)にサービスの開発を行ってもらい、2013年9月下旬に開催するリリースイベントにおいてサービス開発の成果を発表してもらう。ドコモでは、優秀なサービスや技術を開発したチームに対してドコモのサービスとの連携やプロモーション支援等を実施する予定。さらに、ドコモのコーポレートベンチャーファンド「ドコモ・イノベーションファンド」からの出資を検討する。

 また、今回、米シリコンバレーに拠点を置くドコモの子会社であるDOCOMO Capital, Inc(ドコモ・キャピタル)は、シリコンバレーにおいてトップクラスの起業支援事業者である「500 Startups」が運営するベンチャーファンド「500 Startups II, L.P.」へ出資を行うことを決定した。

 出資を機に、ドコモと500 Startupsは連携を図り、「ドコモ・イノベーションビレッジ」において500 Startupsのパートナーによる講演やメンタリング等を実施し、「ドコモ・イノベーションビレッジ」の参加チームに対する支援を強化する。また、グローバル展開を目指すチームがシリコンバレーにて500 Startupsの支援プログラムを短期間体験する機会を提供する等、ベンチャー企業の北米・世界への進出を支援していく。

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