丸紅、バングラデシュで同国最大級の複合火力発電所建設請負契約を受注

2012年12月27日 19:57

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 丸紅は27日、バングラデシュ電源開発公社(BPDB)より、総出力約400MW(40万キロワット)のビビヤナ複合火力発電設備建設一式を韓国の現代建設と共同で受注し、12月26日にバングラデシュのダッカ市において契約調印したと発表した。

 丸紅はバングラデシュにおいてハリプール100MWガスタービン火力発電所2・3号機リハビリ契約、カルナフリ水力発電所4・5号機リハビリ契約の受注実績がある他、2011年2月にバングラデシュ発電会社から受注した総出力410MW(41万キロワット)のハリプール複合火力発電所建設案件を現在履行中であり、丸紅のプロジェクト・マネジメント能力及び技術面・価格面での競争力がBPDBを含む同国の電力セクターより高く評価された結果として今回の受注に至った。

 契約内容は、発電設備一式の納入及び土木据付工事を含むフルターンキーで、主要機器であるガスタービン並びに発電機を三菱重工業(発電機の製作は三菱電機)から、蒸気タービン並びに発電機を富士電機から調達し、2015年に完工する予定。完工すると、バングラデシュにおいて同国政府系電力会社が所有する発電所としては、ハリプール複合火力発電所と比肩する同国最大級の複合火力発電所となる。

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