テルモ、世界最細で痛みの軽減を追求した注射針を発売 直径わずか0.18mm

2012年8月30日 20:40

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「ナノパスニードルⅡ」(画像:テルモ)

「ナノパスニードルⅡ」(画像:テルモ)[写真拡大]

 テルモは30日、世界で最も細いペン型注入器用ディスポーザブル注射針「ナノパスニードルⅡ」を、9月3日より全国の医療機関向けに発売すると発表した。海外でも展開を進め、今秋よりドイツやイタリアで発売し、順次欧州で拡大する予定。

 インスリン注射をする糖尿病患者や、成長ホルモン、ワクチン注射など自己注射をしなければならない患者は、注射に対する痛みや怖さを感じながら日々のコントロールを行っている。テルモは2005年に、世界で最も細い注射針「ナノパスニードル」を発売。またその後もより痛みの少ない針の実現に向けて技術を積み重ねてきた。

 今回発売する「ナノパスニードルⅡ」は、極細ながらも薬剤の注入しやすさと耐久性を維持する設計技術や生産技術を駆使し、世界最細の直径わずか0.18mm(34G)を実現することで、より傷口を小さく、浅くしている。

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