昭和電工、リチウムイオン電池向け包材の生産能力を増強

2012年8月23日 12:29

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LIB包材向けアルミラミネートフィルム(写真:昭和電工)

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 昭和電工は23日、同社の子会社である昭和電工パッケージング(神奈川県伊勢原市)が、リチウムイオン電池(LIB)の包材であるアルミラミネートフィルム(ラミフィルム)の生産能力増強を決定したと発表した。昭和電工パッケージングの彦根工場(滋賀県彦根市)において製造設備を増強し、年産能力を2010年比で2倍とする。今年9月より工事に着手し、2013年下期より量産稼働開始の予定。

 スマートフォンやタブレットPCなどスマートデバイスの著しい市場拡大に伴い、LIBの小型化に寄与する包材としてラミフィルムの需要がますます高まっていることに対応する。なお、ラミフィルムを用いた小型LIBの市場は、2015年には2012年比倍増の200億円程度になると推定されている。

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