【引け後のリリース】ソニーが先端型画像センサーを増強しオリンパスとの思惑も刺激

2012年6月23日 19:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■株価はチャート面で強気シグナル

  ソニー <6758> は22日、イメージセンサーの生産能力を増強し、スマートフォンやタブレットなど、需要が急拡大するモバイル機器市場への供給体制を強化すると発表した。増強するのは、積層構造のCMOSイメージセンサーで、チップサイズの小型化とともに大規模な回路の搭載が可能となり、さらなる高画質化・高機能化・小型化を同時に実現することができる次世代型。2012年度上期から2013年度上期にかけて実施し、総額は約800億円。このうち2012年度の実施予定分(約450億円)は、5月の決算発表で発表した今期の半導体の設備投資見込額に含まれているとした。

  ソニーのイメージセンサーは世界をリードしており、オリンパス <7733> との提携が実現すれば、やはり世界的に先端を行く内視鏡などの医療機器と高度な画像処理システムの融合的発展につながると期待されている。

  本日の株価は続伸となり、午後1165円(64円高)まで上げて3日連続、戻り高値を更新。終値も1163円(62円高)。20日に5月25日以来の1100円台を回復し、5日移動平均と25日移動平均が上向きに交差するなど、チャート重視派からは当面強気で臨めるとの見方が出ている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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