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シチズン時計、北米・欧州で成長加速 中価格帯戦略が奏功

「エコ・ドライブ」誕生50周年記念イベントの会場イメージ[写真拡大]
日経ヴェリタスが6月13日に会員向け記事として、『シチズン時計(7762、東証プライム市場)社長「北米はコロナ前から6割増、さらに強化」』と題する記事を配信した。
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この仕事に足を踏み込みシチズン時計が、「時計」の代表企業であることは承知していたつもりだが、表題に惹かれ初めてシチズン時計を覗き込んで見た。資料を漁り始めて早々に、3月26日の日経新聞のWeb版で古川敏之専務が今2027年3月期について「主力の『シチズン』『ブローバ』が好調。北米市場で失速の兆しなし」と訴求していた。
1918年に輸入が主流だった時計の国産化に向かい、前身の尚工舎時計研究所を設立。懐中時計を世に問うた。時の東京市長:後藤新平に評価された。CITIZENというブランド名の名付け親にもなった。
足元の収益動向は堅調。2022年3月期の「36.2%の増収、大幅な営業利益黒字化、13円増配18円配」から前26年3月期までの歩みは、「7.1%増収、6.4%増益、34円配」-「3.8%増収、5.7%増益、40円配」-「1.3%増収、17.9%減益、45円配」-「9.4%増収、46.9%増益、47円配」。
そして今27年3月期は「4.4%増収(3620億円)、14.0%増益(345億円)」計画。
至今27年3月期の中計は「時計事業1900億円+工作機械事業1000億円+小型デバイス事業700億円、営業利益率9%」を掲げている。大前提として「北米では時計販売好調」としている。今期の着地は中計とパラレル。
大治良高社長は「コロナ前から6割増」を要因を「造語だがゼレニアル世代(Z世代+ミレニアル:20代後半から30代前半)の購入層の需要拡大を産み出した点が大きい。中価格帯(約6万4000円から24万円)商品を増やした。百貨店や宝飾品店、に加えECサイトの強化も功を奏した。今日にいたるマルチブランド戦略、買収政策がこうした流れにブッキングしてきた」と振り返っている。
「さらに市場競争力を強化したい」ともしている。ちなみに時計市場の地域別売上高シェア(26年3月期)は、日本23.0%/アジア23.8%/北米30.6%/欧州21.8%。
本稿作成中株価は3300円台半ば。過去9年半余の修正済み株価パフォーマンスは3.3倍余。但しIFIS目標平均株価は算出者の6人中1人が強気も4人は中立、1人が弱気と見方がわれており2153円。後は読者諸氏の判断に委ねるが押し目買い、中期構えのスタンスが賢明か・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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