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制度追い風のLITALICO、増収基調で株価再評価局面か
LITALICO(7366、東証プライム市場)。障害者就労支援事業が柱。
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創業者は現在も大株主の佐藤崇弘氏。学生時代に親から借りた100万円で2000年からデイトレードをはじめ、1年弱で倍にしたという「投資の達人(?)」ともされる。
起業家志向の御仁であり、障害を持った叔父の話をキッカケに2002年に知的障害者施設を設立。また5カ所の高齢者用グループホームを開設、年商2億円ほどの売上を成した。
学生時代の後輩と2005年にLITALICOの前身:イデアルキャリアを設立。現在は22年に立ち上げたCapital Tokyo International School(非営利団体。インターナショナルスクール)の理事長。佐藤氏の「仙台市長選に立候補/落選」という足跡も興味深い。
一報、現代表の長谷川敦弥氏もまた興味深い起業家スピリットの持ち主。LITALICOとの出会いをこう振り返っている。
「学生時代から自分の目標は<日本を変える、世界を変える>だった。ITベンチャー企業で3年間インターンとして働いたのもそのためだった。富裕層のプラットフォームをつくるという構想が浮かんだ。
結局、反故。LITALICOで働いていた友人から声を掛けられ、初めて重度障害者施設を見学したのがキッカケだった。脳性麻痺の20歳くらいの女性に出会った。データ入力をしていた。毎月の収入は2000円ほど。お金を貯めていると言う。なにか買いたいものがあるのか、と聞いた。両親が会いに来た時親孝行をしたい、と言った。施設の方の話では、両親は何年も来ていないと言う。妙に心うたれた」。
起業家スピリットと価値ある事業が合致したケース、と受け止める。
2021年4月に上場した以降の足取りは順調。直後に初決算となった21年3月期は「16.3%増収、71.9%営業増益、5円配」。以降、連結決算に移行した22年3月期「197億3700万円、24億4400万円」-「22.5%増収、27.7%増益」-「23.3%増収、26.9%増益」- 前期は「20.0%増収、0.1%増益」。
今3月期は「9.9%増収(365億円)、15.0%増益(40億円)計画」。第3四半期までで売上高は計画比77%強、利益は79%強を積み上げている。上場直の決算で5円配だったのが、今期11円配となるのは濃厚。
(身体・知的・精神)障害者の法定雇用率(最低割合)、今年7月以降は2.7%に引き上げられる。
LITALICOの本稿作成中の株価1470円(年初来高値)。昨年7月中旬に(1500円水準まで)長い上髭をつけ買われた後、10月末に1200円割れ。2月の1366円まで買い直され3月に1123円まで小反落の後の揉み合い場面からの買い直し(年初来高値)。IFIS目標平均株価2170円。さて・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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