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キオクシアHDは、第2のエヌビディアになるのか?

サンディスクコーポレーションとの合弁会社契約が2034年まで延長された四日市工場(画像: キオクシアの発表資料より)[写真拡大]
●キオクシアHDの株価上昇が止まらない
キオクシアホールディングス(HD)の株価上昇が止まらない。1月6日の年初来安値1万945円から4月14日の年初来高値3万6,870円まで、3.6倍以上という驚異的な上昇を記録している。
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4月21日終値でも3万2,740円と依然として高値圏にある。
通常なら買えるレベルの株価ではないが、キオクシアには「第2のエヌビディアになるのでは?」という市場の大きな期待があり、まだ上昇の途上という見方もできる。
両社にはどのような共通点があるのか考察してみよう。
●キオクシアとエヌビディアの共通点は?
キオクシアとエヌビディアは、「AI向け100倍速SSD」の開発を目指す半導体大手という点で共通している。この新技術を使うと、データ読み出し速度がこれまでの100倍近くに高まるという。100倍速SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の開発で両社は協業し、2027年の製品化を目指す。
AI向けという点が重要なポイントで、製品化したSSDをGPU(画像処理半導体)に接続することで、高速なAIの演算を支えることができる。将来需要が拡大する生成AIの演算を担うサーバーには欠かせない技術になるとの見方がある。
●キオクシアHDの業績見通し
株価上昇の裏付けとなる業績も伸びている。
キオクシアHDの2026年3月期の業績見通しは、売上収益2兆1,797億7,600万円~2兆2,697億7,600万円(前年同期比27.7~33.0%増)、営業利益7,095億7,400万円~7,995億7,400万円(同57.1~77.0%増)、税引前利益6,317億5,000万円~7,217億5,000万円(同70.4~94.7%増)、当期純利益4,537億5,600万円~5,137億5,600万円(同66.6~88.7%増)と大幅な増収増益を見込んでいる。
だがより重要なのは、来期2027年3月期の業績予想がどのような数字になるかだろう。期待外れの数字になれば株価も急落の恐れがある。
●キオクシアHDは第2のエヌビディアになる可能性も
キオクシアHDの株価は今後、エヌビディア株が辿ってきたような長期上昇波動に乗る可能性はあるのだろうか。
エヌビディアは2025年4月21日の52週安値95.04ドルから、2025年10月29日の52週高値212.19ドルまで2.2倍に上昇し、最新株価も現地時間4月20日現在で202.06ドルと高値圏を維持している。
何度も「そろそろ株価も天井では」といわれてきたが、好調な決算を背景に高値を更新し続けてきた。
キオクシアHDも4月21日終値換算で、PER38.98倍(会社予想)、PBR18.22倍(実績)と株価指標的には買われ過ぎの感は否めない。おまけに無配である。
それでもエヌビディアと同じく、まだ上昇の余地があると思えるのは、両社で開発を目指す「AI向け100倍速SSD」が、これまでのSSDの概念を大きく変える革新的なストレージソリューション(データを効率的に保存、管理、アクセスするためのシステム)だからだ。
2027年に製品化されるとすれば、業績への寄与はこれからで、キオクシアHDが日経平均6万円時代のスター株として市場の注目を集める可能性は十分にありそうだ。(記事:丸山優太郎・記事一覧を見る)
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