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ダスキン、清掃からドーナツへ 米国FC導入の決断とフード事業の高収益構造
世の中つくづく「楽になった」と言うべきか、「便利になった」と思う。ダスキン(4665、東証プライム)が「清掃用具レンタル」「ミスタードーナツ展開(全国約1000店舗)」を2本柱にした企業であることは、ことさら説明の必要はない。
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だがダスキンを読ませる記事にするには、読者が「へー」と関心を持つような「社名の由来」や「何故フードビジネスに足を踏み込んだのか」などが最低限不可欠。
筆者は76歳の後期高齢者ライター。上場企業の「業績動向」や「社名の由来」「何故フード業に」などなどを調べるには、30年余前には兜町にあった兜町交差点近くの「証券図書館」に足を運ばざるを得なかった。
当時、同図書館では膨大な量の仕事にスタッフが日々取り組んでいた。全国紙、代表的な雑誌を相手に「上場企業(別)」に関する多彩な情報を媒体から引き出し、企業別の一冊のスクラップ帳に張り込んでいた。それを日々繰り返していた。
そんな便利な?証券図書館が姿を消したのは、パソコン時代が拡がりをみせて進行してのことだった。我々はいまPCでダスキンの「業績の推移」、「社名の由来」や「何故ミスタードーナツ業を始めたのか」を検索し、容易に知ることができる。
そうした資料と容易に出会えるから、実は「フード事業の方が、訪販事業より利益の貢献度は高い」と認識することができる。前3月期では売上高は訪販事業が約1084億円、フード事業は約667億円と約1.6倍。が営業利益はフード事業が約86億円と、訪販事業約57億円と約1.5倍水準にある。
ダスキンの創業者:故鈴木清一氏は1968年、フランチャイズシステムを学ぶ為アメリカを訪れた。ミスタードーナツ米国本社を訪れ、創始者のハリー・ウィノカシーと出会った。
それが1970年1月の「日本でのフランチャイズ権」契約に繋がった。契約金は1億5300万円。当時のダスキンの資本金額の約2倍。鈴木氏は「一晩悩んだ末、決断した」と伝えられている。
ダスキンの社名の由来は、有力な説が二つ。
一つは「英語のダスト」と日本語の「ぞうキン」の合成語。
一つは鈴木氏の経営理念のなかの一節。「新しく生まれ変わるチャンスです」=「脱皮からの脱(だ)+皮(すきん)->ダスキン」。
ただどうしても頭から拭い去れないのは鈴木氏が当初切り出したという「(株)ぞうきん、でいいじゃないか」という伝わり。
本稿作成中の株価は4000円トビ台、予想税引き後配当利回り2.24%水準。昨年11月に3700円どころで底を入れ、1月20日に4428円をつけた後の押し目場面。過去9年余の修正済み株価パフォーマンス70%。IFIS目標平均株価4500円。さて・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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