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新大阪に関西初の新幹線直送ミニスーパー、京都のエムケイが開設
MKグループのエムケイ(京都市南区)は21日、JR新大阪駅隣接の商業ビル・アルデ新大阪2階に、新幹線直送の生鮮食品を扱うミニスーパー「新大阪フレッシュMKステーション」(大阪市淀川区西中島)を開設した。新幹線輸送の生鮮食品日常販売は、関西のスーパーでは初めてという。
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新大阪フレッシュMKステーションは、エムケイが4月に開設した手荷物預かり所「新大阪ラゲージステーション」のうち、約70平方メートルを割き、ミニスーパーとした。野菜や果物、お菓子、土産物、飲料、日用品を常時販売するほか、JRグループと連携してその日の新幹線で大阪へ到着した全国の生鮮食品を特別販売する。
開店初日は、JR九州、JR西日本の荷物即日輸送サービスを利用し、九州の取れたて野菜や鮮魚を店頭に並べ、手荷物の受け取りにやってきた観光客らが、土産物として陳列された新鮮な食材を品定めしていた。今後はJR東海との連携で中部地方の生鮮食品も販売する予定。
新幹線を使った産地直送の生鮮食品輸送は、新幹線の利用促進を目指してJRグループが力を入れている。駅で荷物を預け、搬送先の駅で受け取ることができるサービスで、JR東日本は「はこビュン」、JR東海は「東海道マッハ便」、JR西日本は「フレッシュウエスト」、JR九州は「はやっ!便」と命名した。JR東日本は物流業界の人手不足に対応するため、4月から新幹線の車両基地を利用した大量輸送を始めている。
トラック輸送と比べて短時間で搬送できるうえ、渋滞などの影響を受けずに定時で到着を見込めることから、各地の農業団体や漁業団体などがその朝に収穫、漁獲した生鮮食品を消費地の大都市に送り、人気を博している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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