And Doホールディングスは5年後に売上高24%増、経常利益2.7倍など計画、成長性・収益性の高い事業に集中

2025年8月14日 20:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)

■6月決算はハウス・リースバック後発事業者の影響で抑制し売上高4%減

 And Doホールディングス<3457>(東証プライム)が8月14日午後に発表した2025年6月期・連結決算は、売上高が647億35百万円(前期比4.2%減)となり、経常利益は29億43百万円(同14.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は23億41百万円(同5.5%減)だった。

 自宅を売却した後もそのまま住み続けられるハウス・リースバック事業を巡り、後発事業者が増加するにつれ、一部に対するネガティブな報道があったことによる風評の影響や金利上昇により、同事業の仕入契約件数を抑制し、ファンドへの譲渡額が当初計画の半分以下に減少したことにより、売上高、各段階の利益が当初業績予想を下回った。

■「ハウスドゥ」のフランチャイズ、バースモーゲージ保証は好調

 一方、「ハウスドゥ」ブランドのフランチャイズ事業、金融事業、不動産売買事業は底堅く推移した。フランチャイズ事業では店舗数の増加に伴うブランド認知度の向上に加え、積極的な広告宣伝及び人材投資により、当連結会計年度における新規加盟契約は125件、累計加盟店舗数は725店舗となった。金融事業では、自宅などを担保に資金を融通するリバースモーゲージに関する保証事業が好調で、全国ネットワークの査定力、販売力などを背景に提携する金融機関が増加。当連結会計年度における新規保証件数は504件、累計保証件数は2008件、累計保証残高は281億78百万円となった。

 こうした推移を受けて5か年の「中期経営計画」(2026年6月期から2030年6期)を発表し、成長性・収益性の高い事業に資源を集中することなどにより、本回転率の向上と利益率改善を通じて、安定的かつ高いキャッシュ・フローの創出を目指すとした。

 連結売上高は、26年6月期の予想額550億円(前期比15.0%減)に対し、中期経営計画の到達年度には800億円(25年6月期比23.6%増)をめざす。経常利益は同30億円(同1.9%増)に対し同80億円(同171.8%増)を、親会社株主に帰属する当期純利益は同27億72百万円(同18.4%増)に対し同53億円(25年6月期の2.7倍)をめざす。自己資本比率は30%以上(25年6月期は約25.6%)、ROIC:投下資本利益率は6%以上(25年6月期は2.6%前後)などをめざす。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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