関連記事
4月の外食市場規模は3040億円、2カ月ぶり前年上回る 業態や男女別は増減分かれる
ホットペッパーグルメ外食総研が4月の外食市場規模を発表。2カ月ぶりに市場規模が前年同月を上回ったものの、業態別や男女別では増減が大きく異なったことが分かった。
【前月は】3月の外食市場規模は3162億円、3カ月ぶりに前年割れ 実施率や回数が悪化
■外食市場は新型コロナ前比も回復傾向に
2日、ホットペッパーグルメ外食総研が4月の外食市場調査を発表した。4月の外食市場規模は前年同月比113億円増の3,040億円となり、2カ月ぶりに前年同月を上回った。また新型コロナ前の2019年比は88.7%で、3月の86.2%から2.5ポイント回復した。
個別の指数では、外食実施率は同0.6ポイント増の68.9%、外食頻度は同0.17回増の3.90回、外食単価は同37円減の2,872円。圏域別の市場規模は、首都圏が同88億円増の1,917億円、関西圏が同27億円減の7548億円、東海圏が同53億円増の370億円だった。
■外食実施率と単価は増減が分かれる
外食実施率と外食単価は、性別や年齢層で増減が分かれた。外食実施率でプラス幅が大きめだったのは、20代男性が77.3%(前年同月比:2.8ポイント増、以下同じ)、50代女性が65.6%(3.8ポイント増)、反対にマイナス幅が大きめだったのは40代男性が69.4%(2.1ポイント減)。
外食単価でプラス幅が大きめだったのは、20代女性が2,957円(331円増)、30代女性が3,328円(308円増)。反対にマイナス幅が大きめだったのは、50代男性が2,856円(294円減)、60代男性が3,134円(334円減)。
■16業態中10業態で前年上回る
業態別市場規模は、16業態中10業態で前年同月を上回った。プラス幅が大きめの業態は、中華料理店(4月の市場規模:228億円、前年同月比:38億円増、以下同じ)、ファミリーレストラン・回転すし等(245億円、33億円増)、居酒屋(636億円、37億円増)など。反対にマイナス幅が大きめの業態は、フレンチ・イタリアン料理店(207億円、16億円減)、その他の各国料理店(29億円、6億円減)など。
新型コロナ前比では、市場規模の食事主体業態は92.5%で、3月の92.4%から0.1ポイント増。飲酒主体業態は81.0%で同74.0%から7ポイント増。軽食主体業態は109.2%で同106.7%から2.5ポイント増だった。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
スポンサードリンク