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米国株見通し:下げ渋りか、明日のCPIを見極め
記事提供元:フィスコ
*13:42JST 米国株見通し:下げ渋りか、明日のCPIを見極め
(13時30分現在)
S&P500先物 4,520.75(+2.25)
ナスダック100先物 15,371.50(+17.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は15ドル安。長期金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。
8日の主要3指数は反落。下げ幅縮小も前日終値を下回り、ダウは158ドル安の35314ドルと再びマイナスに沈んだ。イタリア株の急落に伴う欧州株安のほか中国貿易統計の輸出入鈍化が嫌気され、NY市場は売り先行。また、格付け会社による一部金融機関の格下げで銀行株が売られた。長期金利の上昇は抑制されたものの、ハイテク売りが続き、指数を押し下げた。ただ、10日発表のインフレ指標を見極めようと売りは縮小した。
本日は下げ渋りか。中国のインフレ統計で弱さが目立ち、8日の貿易統計を含め同国経済の不透明感から関連するインフラや景気敏感といったセクターに売りが出やすい。また、10日発表の消費者物価指数(CPI)は13カ月ぶりに上昇へ転じると予想され、クリーブランド連銀の試算でも堅調となる可能性が指摘される。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化観測につながるため、結果を見極めようと積極的に動きづらいだろう。《TY》
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