【注目銘柄】ニッポン高度紙はトヨタ関連人気を高め連続最高純利益も見直す

2021年12月16日 15:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】

 ニッポン高度紙工業<3891>(JQS)は、人気化し大商いとなって大きく底上げしている。14日にトヨタ自動車が、「バッテリーEV戦略」を発表してEV(電気自動車)開発を強化することから、関連の電池関連株が軒並み高となっており、同社株にも買いが向かった。つれて業績への追い風期待も強め、今年7月30日に上方修正された今2022年3月期業績で、純利益が、連続して過去最高更新と見込まれていることも見直されている。

■自動車の電装化・自動化向けにアルミ電解コンデンサの需要拡大

 トヨタの「バッテリーEV戦略」は、欧州を中心に脱炭素の環境規制が強まるなか、2030年までにEV車種を30車種に拡充し販売台数を350万台とする計画で、そのために4兆円の設備投資を実施し、うちバッテリー投資には2兆円を充てることを計画している。ニッポン高度紙は、コンデンサ用絶縁紙では世界シェア6割のニッチ・トップ企業で、主力製品のアルミ電解コンデンサが、自動車の電装化・電動化で需要を拡大させており、トヨタ関連の電池株の一角を形成することになる。

 実際に同社の今2022年3月期業績は、自動車の電装化・電動化のほか、産業機器向けでも設備投資の回復とともにアルミ電解コンデンサの需要増が続き上方修正された。期初予想より売り上げ、営業利益、経常利益を各7億円、純利益を5億円引き上げ、売り上げ175億円(前期比9.9%増)、営業利益37億円(同34.0%増)、経常利益37億円(同32.3%増)、純利益26億円(同29.6%増)と大幅続伸を見込み、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。配当は、期初予想の年間22円(前期実績22円)に対して普通配当を2円アップさせるとともに、創業80周年の記念配当6円を上乗せして30円へ増配を予定している。

■PER10倍と25日線から7%超の下方かい離修正でまず3分の1戻し目標

 株価は、今年7月の今期業績の上方修正で年初来高値4250円まで800円超高したが、新型コロナウイルス感染症拡大による全般波乱相場とともに3020円まで調整し、売られ過ぎ修正で3360円までリバウンドしたものの、今期第2四半期業績の発表では業績の再上方修正がなく業績自体が市場コンセンスを下回るとして再調整、年初来安値へ突っ込んだ。前日15日の急反発でもPERは10倍台、25日線からも7%超のマイナスかい離となお下げ過ぎを示唆しており、まず年初来高値からの調整幅の3分の1戻しの2900円台を奪回し、半値戻し水準となる今年10月高値3360円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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