スシロー、皿の自動集計など新システム導入の「次世代型店舗」オープン

2019年6月26日 11:57

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「画像認証による自動皿会計システム」(あきんどスシローの発表資料より)

「画像認証による自動皿会計システム」(あきんどスシローの発表資料より)[写真拡大]

  • 「キッチン内オートウェイター」
  • 「自動土産ロッカー」

■「次世代型スシロー店舗」オープン

 あきんどスシローは26日、回転寿司業界では初となる新システムなどを導入する「次世代型店舗」として、兵庫県伊丹市に「スシロー伊丹荒牧店」をオープンした。顧客満足度の向上と、店舗オペレーション省力化の両立を目指す。

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■新システムを導入

 新店舗では、回転寿司業界では初という「画像認証による自動皿会計システム」を導入。レーンに設置されたカメラにより、客が取った皿の枚数を自動集計し、会計待ちの時間を減らすと共に数え間違いもなくす。

 店舗の受付は、「自動受付・案内システム」により、入店から座席への案内までセルフで行う。各テーブルには専用レーンとして「テーブルオートウェイター」を設置し、注文商品の取り間違いなどを防ぐ。会計にもセルフレジを導入しており、レジの待ち時間も減らす。電話等で予約した持ち帰り客用には、商品をQRコードにかざすと受け取ることができる「自動土産ロッカー」を設置。

 スタッフの働きやすさに関しては、従業員の負担を軽減し仕事の能率をあげるため、「キッチン内オートウェイター」を導入。これまではレーン毎に移動して品を流していたものが、目の前のレーンに流すだけで済むようになり、キッチン内での横移動を不要とすると共に、移動時に寿司が崩れるリスクも減らす。ドリンクもこのレーンを利用することで、ホールスタッフの作業も軽減する。

 最新システムやテクノロジーを最大限に活用することで、従業員が調理や盛り付けなど、“旨さ”に直結する部分に一手間をかけられるようにし、業務の効率化だけでなく、顧客満足度の向上も目指すという。

 スシローでは今後、こういった最新テクノロジーを、店舗の人員状況などに合わせてフルスペックでの導入や部分導入など、各店舗毎に進めていくとしている。(記事:さゆり・記事一覧を見る

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