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宇宙誕生当初の光の速度、今より早かったことを検証するための予測
光の速度は常に一定とされているが、遠い昔はこの光の速度は今よりももっと早かったのではないかという説が出ているという(マイナビニュース、論文)。
真空中の光の速度は毎秒約299,792,458メートルとされているが、宇宙誕生時から今までもし光の速度が一定だったとすると、宇宙の地平線問題など矛盾が生じる問題があるという。そのため、以前より光の速度は変化しているのではないかという複数の説も提唱されていた。これについてImperial College Londonの研究者らが、この理論の正しさを検証するための予測を発表したという(Imperial College Londonの発表)。
発表された予測は、初期宇宙の光速度が現在よりも速かった場合、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)のスペクトル指数が厳密に「0.96478」という値をとるというもの。
CMBはビッグバンによって宇宙が誕生してから約40万年後に生まれたものであり、もしその当時の光の速度が現在と異なっていれば、その影響がCMBから観測できるはずという予測のようだ。
昨今ではCMBの観測が進んでおり、高精度にその観測が可能になりつつある。そのため、この予測が検証できる日は遠くはないようだ。
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