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注目銘柄ダイジェスト(前場):ミクシィが連日のストップ安、換金売りが継続
*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ミクシィが連日のストップ安、換金売りが継続
マツダ<7261>:489円(前日比+7円)
続伸。米量的緩和の縮小前倒し観測などから、為替市場ではドル高円安が進行、円安メリット銘柄の代表格として関心が向かう状況になっている。日東電工<6988>の大幅下方修正などでハイテク株への関心が高めにくいなか、輸出関連セクターでは自動車株に注目が集まりやすい状況だが、関連各社の動きは想定以上に鈍い。同社の他は富士重工<7270>などに買いが優勢となっている程度。
清水建設<1803>:485円(同+2円)
堅調。野村では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も480円から575円に引き上げている。採算重視スタンスへの変更に伴って、今後は同業他社以上の粗利益率改善ポテンシャルがあると考えているもよう。また、同社は他社と比較して人員数が多く、豊富な施工力を保有している点にも再評価の余地があると。
クレハ<4023>:481円(同+33円)
大幅続伸で年初来高値を更新。クレディ・スイス(CS)では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を400円から660円にまで引き上げている。中期の収益ドライバーであるPGAのシェールガス採掘向け需要拡大の確度が高まってきたと評価。今後は採用実績の確認に伴って、収益やバリュエーションの切り上がりが想定されると。また、リチウムイオン電池材料や農薬の中期成長性も高いと指摘している。
北陸電気工業<6989>:167円(同+12円)
急伸。大阪市立大学と共同で開発した「磁性薄膜エネルギーセンサー」に対する期待感がはやされているもようだ。構造が簡単で大幅な小型化や低コスト化が可能となり、電力量計やスマートグリッド・デバイスなど向けに潜在需要も大きいとみられている。前日には立花がレポートをリリースしているようだ。
JVCケンウッド<6632>:196円(同+7円)
しっかり。中国で自動車向け水性塗装樹脂パネルの生産を開始すると報じられている。水性塗装パネルは環境負荷が小さく、欧州市場では標準規格となっており、中国でも需要拡大が期待されているようだ。株価の出遅れ感が強い中、来期の業績回復期待などと合わせて、リバウンドのきっかけ材料へとつながる格好に。
東京ドーム<9681>:670円(同-19円)
売り優勢。同社は前日に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は101億円で前年同期比16%増益、8-10月期では41億円で同7%増益に。通期予想は達成する格好になっているが、業績上振れ期待は織り込み済み、短期的な出尽くし感につながっているほか、直近四半期の増益率鈍化などもマイナス視される格好か。
じげん<3679>:1740円(同+90円)
大幅続伸で上場来高値を更新。ミクシィ<2121>が連日で急落となり主力のネット関連株から短期資金が流出する中で、値動きの軽い直近IPO銘柄に物色が向かっているようだ。また、本日マザーズ市場へ上場した日本アクア<1429>が買い気配からのスタートとなったことも刺激材料に。
日本アクア<1429>:1858円
本日マザーズ市場に新規上場し、初値は公開価格を約25%上回る2061円となった。同社は、断熱材(建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム)の施工販売を展開する。住宅関連のIPOであったためネット関連ほどの賑わいとはならなかったものの、好地合いを追い風に穏便な初値形成に。初値形成後は、直近IPO銘柄の低調なパフォーマンスが心理的な重しとなり、手仕舞い売りが膨らむ展開となっている。
ミクシィ<2121>:5060円(同-1000円)
連日でストップ安。ゴールドマン・サックス(GS)が投資判断を最下位へと引き下げたことをきっかけに短期資金が流出し、本日も換金売りが継続している。新興市場の中小型株は需給環境が一方通行となりやすく、需給面主導で下値模索の展開に。《KO》
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