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【株式評論家の視点】商船三井は今期の黒字転換は成長軌道に復帰の第一歩
<銘柄の見所>
商船三井 <9104> が出直り色を強めてきた。今2014年3月期の黒字転換、来215年3月期の連続増益予想と、業績の好転が著しい一方で、ER10.5倍、PBR1.0倍と株価指標は超割安。株価が出直り相場に向かうのは必然の流れと思われる。
今3月期の9月中間決算は、営業利益217億円と、前期の23億円の損失から一転、黒字転換した。当期の世界経済は米国、日本などの先進国で着実に景気が回復する一方で、新興国では経済成長が鈍化した。海運市況はドライバルク船市況で全体的に荷動きが活発で、用船料が回復、上昇基調で推移した。
今期後半についても、鉄鉱石や石炭の荷動きが活況でドライバルク市況が堅調に推移し、タンカー部門も回復傾向にある。コンテナ船については、足元大きく下がった運賃の修復に向けて従来計画以上のスペース削減を実施し、併せて更なるコスト削減を推進し、営業改善に取り組んでいく。後半の営業利益は28億円と前半を上回る収益を確保できる見通しだ。今3月期は3期ぶりの黒字転換となるが、会社側では今期の黒字化を成長軌道への復帰初年度とする意向だ。
世界的に景気が回復傾向にあり、同社にとっては久しぶりの充実した好環境に置かれている。ドライバルク船の運賃が緩やかな回復に向かうと見られるほか、大型船の投入に伴う輸送効率の向上などで来期も大幅増益を引き継ぐ予想にある。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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