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欧米為替見通し:米ベージュブックに要注目へ
*17:17JST 欧米為替見通し:米ベージュブックに要注目へ
本日4日の欧米市場のドル・円は、100円のオプション・バリアーへの買い仕掛けの材料として、米地区連銀経済報告(ベージュブック)の内容を見極める展開となる。
本日発表される米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、米国経済活動が拡大している、という強気な認識が示された場合、17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)での協議の討議資料となることで、100円オプション・バリアーへの買い仕掛け材料となる。
ドル・円相場は、「三角保ち合い」(底辺9.99円:103円74銭-93円75銭)を上放れたことで、目標値108円84銭が点灯している。しかしながら、現状は、99円台後半の100円のオプション・バリアーの防戦売りが上値を抑えており、100円台にはドル売りオーダーが断続的に控えていることで、100円台乗せは、6日の米国8月雇用統計の改善、8日の2020年東京オリンピックの確認などを待つ展開が予想される。
ドル・円は、「95円のドルコール+100円ノックアウト」(期間中に100円に到達しなければ、95円のドル買い権利が発生する)のオプション・バリアーが100円に控えており、6日の米国8月雇用統計の発表前に満期を迎えるとのことである。
ドル買い・円売りの材料としては、日本の4-6月期の国内総生産(GDP)改定値が上方修正されるとの見通し、米国8月の非農業部門雇用者数が大幅に増加するとの見通し、2020年東京オリンピックへの期待感などの思惑がある。
【今日の欧米市場の予定】
18:00 ユーロ圏・4-6月期域内総生産改定値(予想:前期比+0.3%、前年比-0.7%)
20:00 米・先週分MBA住宅ローン申請指数(前回:-2.5%)
21:30 米・7月貿易収支(予想:-388億ドル、6月:-342億ドル)
03:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)公表
06:00 米・8月国内自動車販売(予想:1230万台、7月:1220万台)《KO》
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