ヨコレイ:生産性向上への戦力「石狩第二物流センター」新設、来春完成へ

2013年3月21日 11:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)の株価は、昨年11月15日の安値531円を底に下値を切り上げながら4ヶ月間のじり高し高値更新が続く。それだけに同社の中長期的な、収益力・成長力が期待される。

ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)の株価は、昨年11月15日の安値531円を底に下値を切り上げながら4ヶ月間のじり高し高値更新が続く。それだけに同社の中長期的な、収益力・成長力が期待される。[写真拡大]

■高い品質管理・環境にやさしい冷蔵倉庫・最適な保管環境の提供:基本コンセプトに

 ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)の株価は、昨年11月15日の安値531円を底に下値を切り上げながら4ヶ月間のじり高し高値更新が続く。それだけに同社の中長期的な、収益力・成長力が期待される。

 このたび、同社が明らかにした冷凍倉庫新設は、生産性向上への力強い支援材料であり、戦力アップとして注目したい。

 同社は小樽市銭函にある石狩物流センター隣接地に、「石狩第二物流センター(仮称=写真)」(敷地面積18,500平方メートル=5,600坪)を新設することを決めた。竣工は来春4月を予定しており、4月初旬に着工する予定。 竣工後の規模は、「鉄筋コンクリート造4階建(一部鉄骨造)延床面積22,000平方メートル(6,650坪)、冷蔵収容能力 約24,230トン(F級 約22,870トン、C級 約1,360トン、常温収容能力約2,530平方メートル(約2,350パレット)となる。

 同センターは、「高い品質管理」「環境にやさしい冷蔵倉庫」「最適な保管環境の提供」を基本コンセプトに、多様な物流ニーズに高レベルでサービス提供が可能な施設を目指している。

 特に、・庫内荷捌室やプラットホーム内を低温化し、高い陽圧式を採用しホコリ・暖気の侵入を防ぎ、電動式移動ラック導入で温度変化による荷物へのダメージを軽減などで高品質管理を実現し、・営業冷蔵庫初のBEMS(Building Energy Management System)を導入で、消費電力の「見える化」「最適化」、品質保持には冷媒に自然冷媒のアンモニアとCO2を使い、また、品質維持にはノンドライフリーズシステムや自然対流による冷却方式など、コンセプトに沿った機能の実現に注力する。

 同社は、現在、第四次中経「Step Toward the Future」で、「コア事業、成長力」の強化でを推進中だが、「冷蔵倉庫」事業では収益力アップへ向け効率的設備投資を行い、戦略的ネットワーク構築、競争力アップと通関事業拡大、国際物流や物流アウトソーシングなど、低温物流サービス事業の領域の拡充による成長力アップに取組んでおり、第二物流センター新設は計画達成に向け、大きな戦力になると期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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