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【アナリストの眼】アーバネットコーポ株価、高値圏頑強、好業績に金融緩和なお上値
<業績&株価分析>
アーバネットコーポレーション <3242> (JQS)は東京23区で投資用・分譲用マンションを開発・販売している。今期(13年6月期)好業績見通し、衆院選後の金融緩和期待、消費増税前の駆け込み需要期待、投資用ワンルームマンションの市場拡大などが支援材料であり、株価は上値追いの展開が期待されるだろう。
11月8日の第1四半期(7~9月期)業績(非連結)発表時に、第2四半期累計(7~12月期)の業績見通しについて修正を発表している。前回予想に対して売上高を90百万円減額して35億60百万円としたが、営業利益を30百万円増額して4億10百万円、経常利益を75百万円増額して3億50百万円、純利益を65百万円増額して3億20百万円の見込みとした。投資用ワンルームマンションの販売好調で想定以上に前倒しの売上計上となり、支払利息が減少した模様だ。
通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比4.1%増の71億円、営業利益が同55.0%増の7億15百万円、経常利益が同23.1%増の5億20百万円、純利益が同13.9%増の4億80百万円としている。投資用ワンルームマンションや分譲用ファミリーマンションの販売が好調であり、目黒商業用地の売却を前期に完了したことなどで、営業損益が大幅に改善する模様だ。当面の事業環境は良好であり、通期上振れの可能性もあるだろう。
株価の動きを見ると、9月以降は右肩上がりの強基調の展開が続いている。11月30日には年初来高値となる2万9750円を付け、足元も概ね高値圏の2万8000円近辺で推移している。12月6日の終値2万7800円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS5519円02銭で算出)は5倍近辺、予想配当利回り(会社予想の年間1000円で算出)は3.6%近辺、実績PBR(前期実績BPS1万6179円99銭で算出)は1.7倍近辺となる。
日足チャートで見ると、25日移動平均線がサポートして右肩上がりの強基調を継続している。週足チャートで見るとやや過熱感を残しているが、日足ベースでは25日移動平均線に対するプラス乖離率が縮小して、短期的な過熱感は解消されている。8月末の終値1万6500円との比較で見ると約7割上昇した水準だが、指標面には依然として割安感があり、今期の好業績見通しや衆院選後の金融緩和に対する思惑などを支援材料に、上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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