日新製鋼と日本金属工業、共同持株会社設立で合意

2012年5月1日 03:02

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 日新製鋼と日本金属工業は今年3月19日に共同株式移転の方法により持株会社を設立することについて合意し、統合基本契約を締結したが、この統合基本契約に基づき、27日に開催したそれぞれの取締役会において決議のうえ株式移転契約を締結するとともに、株式移転計画書を共同で作成したと発表した。

 株式移転に伴い、日新の普通株式1株に対して共同持株会社の普通株式0.1株を、日金工の普通株式1株に対して、共同持株会社の普通株式0.056株をそれぞれ割当て交付する。また日新および日金工は、新たに設立する共同持株会社の株式について東京証券取引所に新規上場申請を行う予定。上場日は2012年10月1日を予定している。なお、株式移転により、日新株式および日金工株式については2012年9月26日をもって上場廃止となる予定。

 日新と日金工は今回の経営統合により、経営資源を結集してこれを最大限に活用することにより、ステンレス分野における総合力(技術・開発力、販売力、収益力)国内No.1メーカーとしての地位を確立するだけでなく、グローバル・ステンレストップメーカーへの飛躍に向けて事業基盤を強化する方針。

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