【銘柄診断】東栄リーファーラインは魚価回復を評価、株価の先見性発揮が近い

2011年4月21日 17:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  東栄リーファーライン <9133> は東日本大震災を契機に年初来安値圏での展開に入っている。2月9日に前2011年3月期の業績を下方修正したが、これには株価は無反応で織り込み済みのパターンとなっていた。従って、大震災後の低調な展開はマグロの消費落ち込みを懸念したものと推定されるが、ここへきて外食産業の回復を映しマグロの価格が震災前の水準に復帰しており、見直し相場への強力な援軍になりそう。

  前3月期は、営業利益が従来の3億3000万円から1億6000万円(前々期6億2000万円)へ減額された。超低温冷蔵船などを運航している海運事業でインド洋の海賊活動が想定以上に活発になり、漁獲可能海域が制限されたこと、また漁船の休業などが響いたもの。

  近年海賊行為が急増しているが、危険海域を運行する船舶には兵士を配備するなど世界各国の対応も進んでおり、今後の沈静化が期待される。漁獲高の回復があれば今2012年3月期の業績は回復の可能性も強く、そろそろ株価の先見性発揮が期待されるところ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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