ウクライナの小学校始業式にて、日本の華道家と料理人が五感に訴求する「花のチカラ」と「美味しい」体験を届ける祝宴を開催

プレスリリース発表元企業:Flower and Spoon Project

配信日時: 2023-08-08 15:00:00

シェルターの入り口部分写真

萩原 亮大

ソウダ ルア

日本、東京、2023年8月8日 - 日本から「花のチカラ」と「美味しい」を届ける華道家と料理人が、閉鎖状態にあるウクライナ、キーウ近郊のホストメリにある小学校「プティ・エコール」にて9月1日に行われる始業式後の地元の子供のために祝宴を開催。平和を願い国境を超えた市民同士の心のつながりの橋渡しの一翼を担う「Flower and Spoon Project」を行うことをお知らせいたします。

このプロジェクトは、本年度4月に華道家 萩原 亮大がウクライナを訪問、滞在し、現地の小学校のシェルター建設などのボランティアを行う前述の非営利団体 GURTUM(クルトン)代表のオレキサンドロ・カハール氏らと交流を持った事と昨年よりウクライナ支援のクラウドファンディングを立ち上げ渡航準備を行っていた出張料理人/現代美食家ソウダ ルアの二人の出会いを発端に始まりました。

現在、ウクライナの首都キーウ周辺の小学校はシェルター(地下の防空壕)施設がない限り、児童の安全が担保されない為、開校し授業を行うことが認められていません。こうした状況がもたらす深刻な児童への心理的、将来的な影響を懸念した、有志の地元デザイナーや保護者らが結成した非営利団体 GURTUMが昨年9月に結成され、寄付を募り子供達が抵抗感なく入ることができるデザイン性や遊び心のあるシェルターを複数の小学校に設計・建設し、2023年9月1日の始業式の竣工を目指しています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/364846/LL_img_364846_1.jpg
シェルターの入り口部分写真

ウクライナでは小学校の始業式の後に、子供や保護者らが集まってお茶やケーキを囲んだささやかなお茶会をする習慣があります。そこで、1年以上閉鎖されていた学校の再開と友人や先生、地域の人々との再会を祝う気持ち、日常を取り戻しつつあるという実感をより鮮やかにそして共に祝うため、世界各国を旅し、研鑽を積み日本各地で生命力溢れる力強い花活けのパフォーマンスを行う萩原 亮大と日本各地で地域の自然と生態系を食卓にしてきたソウダ ルアの異色な二人が組み、最高のお茶会をシェルターが完成した小学校にお届けいたします。そして、その様子をドキュメンタリー映像作家の久保田 徹も同行して撮影、記録いたします。

萩原 亮大は昨夏よりウクライナを象徴する国花であるひまわりを使ったウクライナ支援プロジェクト「Flower for Ukraine」を行いその後、ポーランド経由でウクライナへ2023年4月に訪問。現状を踏まえて帰国後もひまわりを使用したパフォーマンス活動も展開し、日本各地でウクライナ情勢に対する関心を高めることに尽力してきました。

阪神大震災の被災経験を持つソウダ ルアは、ウクライナ侵攻により避難民となった方々に、食糧ではなく、「美味しい」を届けたいと考えクラウドファンディングを2022年に実施。資金調達のため「Pray for Ukraine(ウクライナへの祈りの食卓) https://www.youtube.com/watch?v=foxxXeRNFvU 」というフードパフォーマンス及び映像作品を制作。なお、この映像作品は坂本 龍一氏が手がけた映画音楽の「戦場のメリークリスマス」(1983)のメインテーマを本人より提供いただき、多くの日本とウクライナの関係者に公開し大きな共感を得ました。

ロシアによるウクライナ侵攻下でも途切れることなく続く子供の成長、日々の食事や生活を彩る花々といった人々の生活に不可欠な日常のピースを、花と食の専門家らがいかに特別かつありふれた日常に寄り添い独自の視点にて感じ、表現するのか、をぜひInstagramや映像を通じた配信や投稿により見守っていただきたいと考えています。


プロジェクト名 : Flower and Spoon Project
プロジェクト期間: 2023年8月下旬より9月初旬にかけて(予定)
メインイベント : 2023年9月1日開催 Flower and Spoon
Instagram : https://www.instagram.com/flowerandspoon_jp


■プロジェクトメンバー略歴
<オレキサンドロ・カハール>
非営利団体GURTUM代表
モットー : できる限り人々を助け、祖国を復興させる。
Instagram: https://www.instagram.com/gurtum.cf/

<萩原 亮大>
華道家
2016年より華道家(雅号:界然)としての活動をスタート。「花を生けることは花を弔うこと」と捉えその意味を探求しながら花自身をも喜ばせ人の記憶に残る花活けを志す。生命力溢れる力強い作品やダイナミックなLIVEパフォーマンスを寺社仏閣など他、全国で展開。国内外を旅しながらその土地の人・自然・文化を混ぜ合わせ「土地が喜ぶ」作品をつくり続ける。四国最古の禅寺での石庭プロデュースや茶の湯のアート集団「The TEA-ROOM」メンバーとしてのアーティスト活動など多彩な表現で花の可能性を追求。2021年には東京両国にオルタナティブスペース「花萬界然」を構え、多ジャンルのアーティストとのコラボレーション作品の制作やイベントなど、独自の「華道」を様々な形で追求し続ける。
WEBサイト: https://www.kaizenkaizenkaizen.com/
Instagram: https://www.instagram.com/ryota0724/

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/364846/LL_img_364846_2.jpg
萩原 亮大

<ソウダ ルア>
出張料理人/現代美食家
全国各地でその土地の素材のみを扱い、自然の生態系と人々の営みの歴史を和紙の上に表現する。その他、芸術祭でのレストランプロデュース、食による地方創生、フードエッセイの連載、映画出演など、あらゆる食領域で活動。各方面のアーティストとのコラボレーション映画「もったいないキッチン」(2020)に出演、クックパッドにて連載など、様々な形で新しい食の在り方を実践し続けている。2023年春、ウクライナ避難民支援のイベントにて日本とウクライナを料理でつなげるパフォーマンスを披露した。
Instagram: https://www.instagram.com/eat.rua/

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/364846/LL_img_364846_3.jpg
ソウダ ルア

<久保田 徹>
ドキュメンタリー映像作家。慶應大学在学中の2014年よりロヒンギャ難民の撮影を開始し、ドキュメンタリー制作を始める。以降、BBC、Al Jazeera、NHK Worldなどにてディレクター、カメラを担当。社会の辺境に生きる人々、自由を奪われた人々に寄り添いながら静かにカメラを向け続ける。2022年7月にミャンマーにて撮影中に国軍に拘束され、111日間の拘束期間を経て帰国。
WEBサイト: https://www.torukubota.com/


同行者 : 徳永 雄太/ARCHI HATCH
WEBサイト: https://archihatch.com/

デザイン協力: 今村 圭佑
Instagram : https://www.instagram.com/iaua_eiue/


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