ロボット学者 石黒 浩が「AVITA株式会社」を設立 “アバターで誰もが自由に活動できる社会を創る”

プレスリリース発表元企業:AVITA株式会社

配信日時: 2021-09-07 14:30:00

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石黒 浩

西口 昇吾

「AVITA株式会社」は、大阪大学大学院基礎工学研究科教授であり、20年以上にわたり、人と関わるロボットやアバターの研究開発に携わってきた石黒 浩により設立されました。AVITA株式会社は、これまでの研究成果と、この先、石黒 浩がプロジェクトマネージャーを務めるムーンショット型研究開発制度や、石黒 浩がテーマ事業プロデューサーを務める大阪・関西万博などの様々なプロジェクトや、企業との連携によって新たに生み出す研究成果を、社会に実装するため設立しました。
AVITA株式会社は「Virtualize the Real World」というビジョンのもと、アバター技術によって人々の可能性を拡張します。人は、複数の自分(働く自分、家庭の自分、友達との自分等)で活動していますが、アバターを用いれば、その自分を実世界でさらに多様に拡張し、状況や目的に応じたいろいろな自分で自由に活動することができます。このことを、アバターを用いた実世界の仮想化と多重化(virtualize the real world)と呼びます。AVITA株式会社は、大学発スタートアップとして実世界の仮想化と多重化により、人々を解放する新たな世界を創ります。
このビジョンの実現に向けて、大阪ガス株式会社、株式会社サイバーエージェント、塩野義製薬株式会社、凸版印刷株式会社、株式会社フジキン(五十音順)より、5.2億円の資金調達を実施しました。各社と事業連携を行いながら、アバターの社会実装に取り組んで行きます。


【会社概要】
◆社名 :AVITA株式会社(AVITA,Inc.)
◆創業メンバー:・取締役 代表取締役CEO 石黒 浩、
取締役COO 西口 昇吾、社外取締役 濱口 秀司
・顧問 藤野 真人、竹崎 雄一郎
◆設立日 :2021年6月1日
◆事業内容 :アバターサービス事業、アバタープロデュース事業

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/274163/LL_img_274163_1.png
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【創業メンバープロフィール】
代表取締役CEO 石黒 浩
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石黒 浩

・大阪大学大学院基礎工学研究科教授(栄誉教授)
・ATR石黒浩特別研究所 客員所長(ATRフェロー)
・大阪大学先導的学際研究機構 共生知能システム研究センター センター長
・ムーンショット型研究開発事業目標1 プロジェクトマネージャー
・大阪・関西万博 テーマ事業プロデューサー

取締役COO 西口 昇吾
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西口 昇吾

・鈴鹿工業高等専門学校、大阪大学大学院基礎工学研究科博士前期課程を修了
・City University of London招聘研究員として、「Kissenger」を開発
・University of Canterbury招聘研究員として、自律対話システムを開発
・Imagineering Institute招聘研究員として、HRI研究に従事
・日本テレビにて、アンドロイドアナウンサープロジェクトの立ち上げ
・日本テレビにて、VTuber事業「V-Clan」を創業し、共同代表を務める
・番組、バーチャルイベントなど数々のエンタメをプロデュース


【各出資者の表明(五十音順)】
◆大阪ガス株式会社
当社は創業以来100年以上にわたり、エネルギー事業を中心に様々なサービスの提供や先進的な取り組みに挑戦してきました。今後、アバター等の新しい技術を活用し、様々なお客さまに対するコミュニケーションの充実化や新サービスの開発・提供を行い、暮らしとビジネスのお役に立つことで、お客さまの明るいミライの実現に貢献して参ります。

◆株式会社サイバーエージェント
当社は2017年4月より、石黒 浩教授と共にロボットをはじめとする対話エージェントを活用した実証実験を様々なフィールドで実施してきました。テックカンパニーとして当社が取組む、各企業の課題解決とDX推進をする上で重要な要素である「最高の顧客体験の実現」をより強化すべく、今後CGアバターやロボットアバターをインターフェイスとした「実世界の接客への拡張」に取り組んでまいります。

◆塩野義製薬株式会社
当社は、中期経営計画において、従来の医療用医薬品を中心に提供する「創薬型製薬企業」から、ヘルスケアサービスを提供する「HaaS(Healthcare as a Service)企業」への変革を掲げています。アバター技術を活用した医療現場向けの新たなサービスを開発・提供することで、患者さまや社会の抱える困り事の解決に取り組んでまいります。

◆凸版印刷株式会社
アバターを活用した様々なサービス提供やデジタルツイン事業構想を推進してきました。AVITA社のアバターや対話関連技術、知財などのアセットと我々のアセットを掛け合わせながら、既存事業をより強固なものにしていくと共に、新事業開発及び新サービスの市場投入を図っていきたいと考えております。

◆株式会社フジキン
当社は特殊流体制御機器メーカーとして各種バルブの開発・製造・販売を行っていますが、人と関わるロボットやアバターにも利用できるアクチュエータの開発も手がけていきたいと考えております。また、病院等でディスプレイを活用したサービスも提供してきました。アバター技術を活用することで、人に寄り添うサービスを提供していきます。


【参考リンク】
◆AVITA株式会社: https://avita.co.jp/
◆大阪大学: https://www.osaka-u.ac.jp/
◆株式会社国際電気通信基礎技術研究所: https://www.atr.jp/
◆ムーンショット型研究開発制度: https://www.jst.go.jp/moonshot/program/goal1/
◆大阪・関西万博: https://www.expo2025.or.jp/


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