米日財団とフィッシュ・ファミリー財団、東日本大震災の被災地への共同助成プロジェクトが3月11日始動

プレスリリース発表元企業:The Fish Family Foundation

配信日時: 2021-03-08 18:06:23

 震災から10年となる2021年。フィッシュ・ファミリー財団と米日財団は、被災地への強い想いを共有し、この度「Women Leading Future of Tohoku(女性がリードする東北の未来)」と題した助成金を共同で支出し、女性リーダーのもと活動をするNPO6団体に合計で1,000万円を助成することを決定いたしました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/62030/4/resize/d62030-4-679477-0.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/62030/4/resize/d62030-4-899635-1.jpg ]

リリース文のPDFファイルダウンロードはこちら→https://prtimes.jp/a/?f=d62030-20210308-8300.pdf

 フィッシュ・ファミリー財団(本部: 米国ボストン、創設者:厚子・東光・フィッシュ、ラリー・フィッシュ)は、東日本大震災の当初から積極的に被災地の支援に力を注いできました。2011年3月12日、東日本大震災の翌日に米国ボストンで「東北緊急支援ボストン基金(JDRBF)」を立ち上げました。財団からは1,000万円の支出を決め、これを元に基金の活動を始めました。チャリティコンサートを行ったり、様々な団体や個人を巻き込んだファンドレイジングの手法を取り入れました。基金の活動の2年間で集まった総額1億円の寄付金は、経費などを財団が負担することで、その全額を東北で活動するNPOへの助成金として提供しました。

 一方、米日財団においては、1980年以来、日米の数多くの非営利団体に対して、日米関係を深化し促進する意義ある多くのプロジェクトに対する助成事業を継続的に行っており、2021年度については、3.11の10周年に当たり、『災害と復興』( Disruption & Resilience )をテーマとする助成プロジェクトを募集しておりました。その一環として、今般、フィッシュ・ファミリー財団と共同プロジェクトを組むこととなりました。

 震災から10年となる2021年。フィッシュ・ファミリー財団と米日財団は、被災地への強い想いを共有し、この度「Women Leading Future of Tohoku(女性がリードする東北の未来)」と題した助成金を共同で支出し、女性リーダーのもと活動をするNPO6団体に合計で1,000万円を助成することを決定いたしました。この助成金は、女性がリードする持続可能かつ社会に強いインパクトのある東北の未来を築くためのプロジェクトです。助成を受ける6団体は、1.被災により社会的に困難な状況に置かれている人々を対象とした直接支援 2.女性リーダー・NPO団体の直面する課題に即した能力・組織基盤強化 3.ネットワーク構築 に1年間をかけて取り組みます。

 本助成金の創設にあたり、フィッシュ・ファミリー財団創設者で理事である厚子・東光・フィッシュは、次のように述べています。「今年より国の支援が大幅に減額になり、東北の女性リーダーや、NPOの財政難が予想されます。そこで米日財団と共同でこのプロジェクを立ち上げました。目的は、女性リーダーが、行政や企業と共同で新たな東北を築き、牽引し、新たな経済循環を生み出すこと。震災から10年という大切な年に、この6名の女性リーダーや米日財団と、こうして東北へ貢献できることを大変光栄に思います。」

 また、本助成金の共同創設者である米日財団のジム・ユーラック理事長は、「今般、震災の十周年にあたり、被災地であくなき努力と想いを紡いできているリーダー達を、十年経った今も支援を続けるフィッシュ・ファミリー財団の活動に心より共鳴し、微力ながら、リーダー達の高邁な目的達成のための一助となれればと強く思い、本プロジェクトの共催者として参加させて頂くことになりました。」と述べました。

 本助成金を受けて活動する団体の一つであるNPO法人石巻復興支援ネットワークやっぺすの兼子佳恵代表理事は、「今回の助成を頂き、震災直後から取り組んできた地域女性の人材育成事業をJWLIエコシステムの女性リーダーと共に発展させ、行政や企業、法人からの講師依頼等の受け皿となり、より多くの個人や団体の新たな資金調達ができるネットワークの構築を目指すことで、震災から10年、地域の女性たちの人材育成の持続可能性を高めていきたい。」と意気込みを述べました。

 本プロジェクトの始動を記念し、2021年3月11日(木)20時からは日本最大級のイノベーションセンターであるVenture Café Tokyoにて、イベントを行います。イベントでは、この共同助成プロジェクトにより支援を受けるNPOのリーダーが登壇し、具体的な活動について発表いたします。また、第29代駐日米国大使を3年間務めたキャロライン・ケネディ氏からのビデオメッセージも当日公開されます。

【イベント名】
リーダーズ from JWLI×米日財団「女性がリードする東北の未来」

【開催日時】
2021年3月11日(木)20時~21時

【会場】
オンライン開催

【申し込み方法】
https://thursdaygathering-20210311.peatix.com/
※このイベントはVenture Café TokyoのThursday Gatheringの一部として行われます。上記URLからお申込みいただきますと、当日のURLがメールで送られてきます。

【参加費】
無料

【イベントURL】
https://fb.me/e/3tbBOF5ZC

【共催】米日財団、Venture Café Tokyo


<助成先団体一覧>
1、NPO法人石巻復興支援ネットワークやっぺす(代表理事 兼子佳恵)
やっぺすは、自ら輝こうとする女性をエンパワーメントするために、女性の活躍推進・子育て支援・復興支援活動という3つの分野で活動を行っています。
ウェブサイト:https://www.yappesu.jp/

2、NPO法人せんだいこども食堂(代表理事 門間尚子)
「こどもがひとりだけでも安心して入れる食堂」としてスタートし、新型コロナウイルスの感染拡大以降は、ひとり親世帯の方への食料提供を行っています。
ウェブサイト:https://www.sendaikodomosyokudo.com/

3、NPO法人移動支援Rera(代表 村島弘子)
東日本大震災による津波の被害が特に甚大だった宮城県石巻地区を中心に、ご自身での移動が困難な住民の方を病院などへ送り届ける送迎支援を行っています。
ウェブサイト:http://www.npo-rera.org/

4、認定NPO法人Switch(理事長 高橋由佳)
困難を抱えた子ども・若者の就学・就労支援を通じて、多様性を認め合う社会を目指し、継続的に「学び」「働き」「共生する」場の提供を行っています。
ウェブサイト:https://switch-sendai.org/

5、一般社団法人コミュニティスペースうみねこ(代表理事 八木純子)
津波の被害が大きかった女川町を拠点に、コミュニティスペースを運営しながら、地元住民の居場所だけならず雇用を生み出し、復興の後押しをしています。
ウェブサイト:https://www.onagawa-umineko.com/

6、一般社団法人ワンエムイノベーション(代表理事 浜出理加)
女性のマインドを1mm変え続ける!自由に生きるための選択肢を増やし、地方にいても女性が成長できる機会と活躍の場を提供していきます。
ウェブサイト:https://www.1mm-innovation.com/


今後の支援活動に関しては、下記URLにて随時情報を更新しております。
JWLIウェブサイトURL: http://jwli.org/
JWLIフェイスブックページ:https://www.facebook.com/jwliboston/


【共催団体:米日財団について】
米日財団は、1980年以来、相互依存関係がより一層強まりつつある世界において、日米両国の絆をより強固にするために、相互の知識を育み、相互理解を一層深め、意思疎通を向上させ、共通課題に対処するために、各種助成金事業の推進、並びに『日米リーダーシッププログラム』を主宰する、NYに本部を置く民間財団です。

【共催団体:Venture Café Tokyoについて】
 Venture Café Tokyoは”Connecting innovators to make things happen”をミッションに掲げ、各種プログラミング・イベントを通じてベンチャー企業・起業家・投資家を繋げることで、世界の変革を促すイノベーションの創出を狙いとする組織です。
 Thursday Gatheringは毎週木曜日16時-21時に開催されるVenture Café Tokyoのフラッグシップ・イベントです。教育セッションや安全で快適なネットワーキング空間の提供を通じて、多様な人々が集う場を提供し、上記のミッション達成を図ります。
Venture Café TokyoウェブサイトURL: http://venturecafetokyo.org/


[画像3: https://prtimes.jp/i/62030/4/resize/d62030-4-678660-2.png ]

【フィッシュ・ファミリー財団(The Fish Family Foundation)について】
フィッシュ・ファミリー財団は、慈善事業を目的に1999年に米国マサチューセッツ州ボストン市でラリー・フィッシュ、厚子・東光・フィッシュ夫妻によって設立されました。ボストン近郊の移民や低所得者層の若者支援、また女性リーダー育成や震災復興支援など日本を対象にした様々な活動を行っています。厚子・東光・フィッシュは、2018年には、日本のソーシャルセクターの女性リーダー育成への功績が認められ、旭日小綬章を受賞しました。

【各プログラムのご紹介】

[画像4: https://prtimes.jp/i/62030/4/resize/d62030-4-235768-6.png ]

日本各地より選ばれた、活躍が期待される女性リーダーたちを、さらに行動力のあるリーダーへと育成します。ボストンで行われる4週間のリーダーシップ研修を通じて、フェローたちはリーダーとなる自信、マネージメントに必要なスキルと知識を身につけ、社会変革をもたらす具体的なプランを構築します。ボストンではNPOや社会的起業家、インキュベーターを視察訪問し、組織運営のノウハウやファンドレイジングの手法、リーダーシップなどを学びます。また、バブソン大学にて女性リーダーを養成する社会人向けの研修にも参加します。さらに、バブソン大学教授によるコーチングのもと、自身が目指す社会変革のアクションプランを立案、および発表します。帰国後はメンターの伴走のもと、そのプランを2年で実現していきます。

[画像5: https://prtimes.jp/i/62030/4/resize/d62030-4-698072-7.png ]

様々な社会問題や地域社会の課題に対して勇気を持って自ら行動し、地道に活動を続け、課題解決に貢献している女性たちに贈られる賞です。毎年12月に行われる授賞式では、大賞の発表および100万円の贈呈が行われます。2020年は、約160通の他薦による応募があり、日本各地で活動する22才から95才の候補者の推薦がありました。本賞はTiffany & Co. とDow Chemical Japanに協賛をいただいております。

[画像6: https://prtimes.jp/i/62030/4/resize/d62030-4-573406-8.png ]

社会を先取りし、地域の声を代表する政策提言者としてより良い未来社会を創造するリーダーを育成するプログラムです。2006年から続くJWLIの4週間にわたるボストンでのプログラムを、3日間の合宿型研修に凝縮し、JWLIのエッセンスを日本語で提供します。2019年は、愛知県名古屋市と宮城県石巻市2カ所で行われ、18名の地方で活躍するリーダーたちが参加しました。

PR TIMESプレスリリース詳細へ