24日の香港市場見通し:香港市場は売り先行か、外部環境の悪化などが警戒材料へ

2026年7月24日 10:02

印刷

記事提供元:フィスコ

*10:02JST 24日の香港市場見通し:香港市場は売り先行か、外部環境の悪化などが警戒材料へ
24日の香港市場は、外部環境の悪化を受けて売り先行の展開が予想されるものの、中国当局による景気対策への期待が相場を一定程度下支えしそうだ。外部環境は米国株が続落し、人工知能(AI)関連株への警戒や中東情勢の緊迫化が投資家心理の重荷となっている。

米10年債利回りの上昇が続き、高金利環境の長期化への警戒が残るほか、中東情勢の緊張継続による原油高もインフレ懸念を強めている。米金融政策を巡る不透明感も香港・中国株の上値を抑える要因となりそうだ。

23日の米株市場では、ダウ平均が506.93ドル安の51711.65ドル、ナスダックが553.21ポイント安の25137.69で取引を終了した。米10年債利回りは4.699%(前日比+0.91%)まで上昇し、AI投資への懸念や原油高を背景としたインフレ警戒が売り材料となった。

中国銘柄も軟調で、ナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.57%安と下落した。香港重複上場銘柄ではアリババなどに売りがみられ、米ハイテク株安の影響が波及したもようだ。

商品相場は、WTI原油先物が92.28ドルと前日比10.33%高まで急伸し、中東情勢の緊迫化を背景とした供給懸念が強まった。一方、NY金先物は4049.52ドルと2.47%安となり、米長期金利の上昇やドル高基調が金価格の重しとなった。

内部環境では、中国共産党中央政治局会議を控え、下半期の経済政策や金融緩和策への期待が引き続き相場を支える材料となりそうだ。足元では産業別の「新5カ年計画」も相次いで公表されており、政策期待を背景とした押し目買い意欲が意識される。

こうした中、本日の香港市場は、米株安や金利上昇など外部環境の悪化を警戒しつつも、中国の景気刺激策への期待が下値を支える展開となりそうだ。《NH》

関連記事