中東戦争終結期待からリスクオンで最高値更新【クロージング】

2026年5月29日 16:49

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記事提供元:フィスコ

*16:49JST 中東戦争終結期待からリスクオンで最高値更新【クロージング】
29日の日経平均は大幅反発。1636.38円高の66329.50円(出来高概算46億株)と史上最高値を更新して取引を終えた。日経平均は取引開始後程なくして、66041.83円まで上値を伸ばし、2営業日ぶりに心理的な節目の66000円台に乗せた。ただ、利食い売りなどもあって同水準を明確に突破できない動きが前場は継続。後場に入ると、欧州系とみられる買いが半導体・AI関連株などに入ったほか、短期筋の先物買いも断続的に入ったことなどから、日経平均は後場終盤には66505.02円まで上値を伸ばし、27日に記録した取引時間中の最高値をも上回る強い展開となった。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が900を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、金属製品、空運、繊維製品、電気機器など29業種が上昇。一方、鉱業、パルプ紙、水産農林の3業種が下落し、建設が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、イビデン<4062>、TDK<6762>が堅調だった半面、フジクラ<5803>、アドバンテス<6857>、日東電工<6988>などが冴えなかった。

前日の米国市場では、米国とイランの戦闘終結への期待から買いが先行し、主要株価指数は揃って上昇。ナスダック総合指数は最高値を更新し、SOX指数も反発した。この流れを受け、東京市場でも半導体・AI関連株中心に値を上げる銘柄が増えた。また、AIサーバーの需要増大を受けて業績予想を上方修正したデル・テクノロジーズが時間外取引で急騰していたこともあり、電子部品や半導体メモリー株などにも買いが波及し、日経平均の上げ幅は一時1800円を超えた。時間外取引で米原油先物相場が1バレル=87ドル台まで下落していることも、投資家心理を上向かせる要因につながったようだ。

日経平均は再び騰勢を強め、史上最高値を更新した。一部市場関係者からは早くも、「日経平均は7万円の大台乗せも視野に入りつつある」との見方も出始めている。押し目での積極性と欲張らない利益確定が当面の相場の鍵になりそうだ。ただ、リスク度合いとしては非常に低いとはいえ、暫定合意に対して、現段階でトランプ米大統領が正式に承認したとの報道は確認できていない。週末の関連報道はしっかり追っておきたいところだろう。《CS》

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