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協立情報通信、26年3月期利益予想を上方修正、営業利益2割超増、配当も10円増額
■売上高は50億円据え置き、クロスセル強化と継続収益が奏功
協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は12月17日、2026年3月期通期業績予想および配当予想の修正を発表した。売上高は前回予想の50億円を据え置いた一方、利益面を上方修正し、営業利益を4億4000万円、経常利益を4億4000万円、当期純利益を3億400万円とした。営業利益は前回予想比8000万円増、増加率22.2%となり、1株当たり当期純利益は253円88銭に引き上げられた。
業績修正の背景として、ソリューション事業ではPCインフラやPBX、奉行クラウドなどの更新需要を確実に取り込んだことに加え、部門間連携によるクロスセル強化が奏功し、収益性が向上した。モバイル事業では、法人向け端末サポート収益が底堅く推移したほか、ドコモショップにおけるセキュリティー関連などコンテンツ商材の獲得が進み、継続収益の拡大が利益水準の底上げに寄与した。売上高は、ソフトウェアのクラウド化や端末レンタル提供比率の拡大による影響を考慮し、修正を見送った。
併せて配当予想も修正し、2026年3月期の期末配当を従来予想の55円から65円へと10円増額する。年間配当は65円となる見通しだ。同社は、継続的かつ安定的で業績連動型の配当を株主還元の基本方針としており、通期業績予想の上方修正に伴う当期純利益の増加を踏まえ、増配を決定した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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