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東証グロ-ス指数は大幅反落、手仕舞い売り優勢
*16:46JST 東証グロ-ス指数は大幅反落、手仕舞い売り優勢
東証グロース市場指数 858.83 -17.15/出来高 3億189万株/売買代金 1329億円東証グロース市場250指数 653.07 -14.61/出来高 1億4988万株/売買代金 1024億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって大幅反落。値下がり銘柄数は438、値上がり銘柄数は127、変わらずは38。
前日10日の米株式市場でダウ平均は反発。FOMC(連邦公開市場委員会)でFRBが市場予想通り3会合連続で0.25%の利下げを決定後、ダウは上げ幅拡大、ナスダックはプラスに転じた。パウエル議長の会見は思ったほどタカ派寄りではないとの見方から買い安心が広がり、ダウ、ナスダックともに上げ幅を拡大する展開となった。
今日のグロ-ス市場は終日、売りが優勢の展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は1.47%安となった。注目されたFOMCが通過し、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したが、新興市場では材料出尽くしとの見方から、イベント通過による安心感からの買いは見られなかった。むしろ、市場の関心が来週18-19日に開かれる日銀金融政策決定会合に移り、日銀の利上げ観測が意識され、バリュエーション(投資尺度)面で割高感が意識されやすい新興市場の株価の重しとなった。また、東証グロース市場指数が12月3日につけた安値を下回ったことから、手仕舞い売りを誘った。こうした状況から今日の新興市場は終日、売り優勢の展開となった。
個別では、25年10月期営業利益が2.0倍の5.16億円だが従来予想の5.50億円を下回ったpluszero<5132>、アクーゴ脳内移植用注の出荷制限が解除され前日急騰の反動安となったサンバイオ<4592>、引き続きHLCM051(ARDS及び脳梗塞急性期)に関する開発・申請方針が嫌気されたヘリオス<4593>、前日上伸したが長い上ひげとなり手仕舞い売りを誘ったDELTA-P<4598>が下げた。時価総額上位銘柄では、MTG<7806>やフリー<4478>が下落。値下がり率上位には、豆蔵<202A>、Waqoo<4937>などが顔を出した。
一方、株主優待制度を新設すると発表したGオイスター<3224>、25年12月期業績予想を上方修正しNTTデータとの業務提携も発表したかっこ<4166>、ロピアの親会社であるOICグループと資本業務提携すると発表したクックビズ<6558>、26年1月期業績予想を上方修正したモイ<5031>が上げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やSyns<290A>が上昇。値上がり率上位には、ポストプライム<198A>、アクリート<4395>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 198A|ポストプライム | 291| 67| 29.91|
2| 4395|アクリート | 1343| 300| 28.76|
3| 4572|カルナバイオ | 384| 80| 26.32|
4| 157A|Gモンスター | 977| 150| 18.14|
5| 5031|モイ | 351| 51| 17.00|
6| 3224|Gオイスター | 697| 100| 16.75|
7| 4166|かっこ | 733| 100| 15.80|
8| 6558|クックビズ | 738| 100| 15.67|
9| 5575|Globee | 690| 68| 10.93|
10| 334A|VPJ | 1720| 151| 9.62|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 5132|pluszero | 2860| -485| -14.50|
2| 202A|豆蔵 | 3700| -590| -13.75|
3| 4592|サンバイオ | 1702| -253| -12.94|
4| 4937|Waqoo | 1544| -186| -10.75|
5| 6173|アクアライン | 228| -26| -10.24|
6| 4570|免疫生物研究所 | 1528| -172| -10.12|
7| 6085|アキテクツSJ | 300| -32| -9.64|
8| 278A|テラドローン | 2261| -224| -9.01|
9| 5026|トリプルアイズ | 702| -65| -8.47|
10| 421A|ムービン | 2690| -233| -7.97|《SK》
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