【株式市場】日経平均は110円安、3日続落だが後場は一時小高くなる場面をみせ底堅い

2025年7月14日 16:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万9459円62銭(110円06銭安)、TOPIXは2822.81ポイント(0.43ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は14億9604万株

 7月14日(月)後場の東京株式市場は、一部に中国・習主席の動静を巡る不透明感があったもようだが、上海株が堅調なため様子見姿勢は後退したようで、トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株が一段と上げ、三菱重工<7011>(東証プライム)などの防衛関連株、商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株や住友商事<8053>(東証プライム)などの大手商社株も一段高。中外製薬<4519>(東証プライム)なども一段強い値動きとなった。三菱地所<8802>(東証プライム)も一段と上げ、みずほFG<8411>(東証プライム)は下げ幅を大きく縮めた。日経平均も一段と持ち直し、13時頃からは前日比で小高い場面を見せながらもみあい、大引けは小幅安にとどまった。

 後場は、理研計器<7734>(東証プライム)が一段と上げ三菱重工の出直りなど受け防衛産業の側面に注目再燃。前場ストップ高のREVOLUTION<8894>(東証スタンダード)は13時頃にかけて一時ダレたが再びストップ高。株主優待の導入を発表から約5か月で撤回したことなどに対する第三者委員会の報告を受け優待復活などに期待の見方。アイドマ・HD<7373>(東証グロース)は四半期決算と自社株買いなどで急伸。ロゴス<205A>(東証グロース)は業績予想の増額など好感されストップ高。ビットコイン相場の初の12万ドル乗せを受け暗号資産関連株も高い。

 東証プライム市場の出来高概算は14億9604万株(前引けは7億718万株)、売買代金は3兆6611億円(同1兆7680億円)。プライム上場1626銘柄のうち、値上がり銘柄数は907(前引けは1037)銘柄、値下がり銘柄数は649(同526)銘柄。

 東証33業種別指数は19業種(前引けは22業種)が値上がりし、電力ガス、機械、不動産、輸送用機器、保険、建設、医薬品、海運、s証券商品先物、水産農林、食料品、石油石炭、卸売り、などが値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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