JR大宮駅西口の複合施設「アドグレイス大宮」竣工、3月以降にテナント順次開業へ

2024年2月28日 10:01

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竣工したアドグレイス大宮(大和ハウスリアルティマネジメント発表資料より)

竣工したアドグレイス大宮(大和ハウスリアルティマネジメント発表資料より)[写真拡大]

  • ダイワロイネットホテル大宮西口のイメージ。

 大和ハウスグループの大和ハウスリアルティマネジメントが、さいたま市のJR大宮駅西口で建設していた複合施設「アドグレイス大宮」(大宮区桜木町)が竣工した。ホテルとオフィス、商業施設で構成され、入居テナントが3月以降、順次開業する。

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 施設は約4,000平方メートルの敷地に整備された、鉄骨22階建て延べ約4万3,000平方メートル。1~2階は商業施設で、薬局の「ドラッグセイムス」、コンビニエンスストアの「セブン-イレブン」、レストランの「高ようじ」、クリニック4店舗が入居する。3~6階は約200台分の駐車場。7~12階は天井高2.8メートルの無柱空間で、ワンフロア約1,700平方メートルのオフィスになる。

 14~22階はホテルの「ダイワロイネットホテル大宮西口」。265の客室数で、埼玉県内で最高層となる地上90メートルの客室を備えるほか、ビジネス利用からファミリー利用に対応する10タイプの部屋を持つ。晴天時は富士山や秩父連山、浅間山、東京スカイツリー、新宿の高層ビル群を一望できる。

 ダイワロイネットホテルとしては全国77店目、埼玉県には初出店。首都直下型地震など大規模災害に備え、施設へのダメージを最小限に抑える制振構造を採用。災害発生後も施設内に72時間電力供給できる設備を備えた。

 現場は大宮駅西口の商業地域内。大宮駅は東北、北陸、上越新幹線をはじめ、京浜東北線、宇都宮線、湘南新宿ラインなど多数の路線が乗り入れる拠点駅。近隣に総合コンベンションセンターの「大宮ソニックシティ」や「さいたまスーパーアリーナ」があることから、ビジネス利用だけでなく、地方からの観光客やイベント参加者の来店が見込まれている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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