「ボッテガ・ヴェネタ」ミラノのランドマークでもあるアーケード街に新店をオープン

2024年2月3日 11:05

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記事提供元:アパレルウェブ

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が2024年1月30日、伊ミラノの中心部に新店舗をオープンした。同店は、ミラノの象徴であるドウオーモとスカラ座に挟まれた、ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世という歴史的なショッピングギャラリー内に位置する。

 

 ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世は1861年に建築家ジュゼッペ・メンゴーニによって設計され、1865年から1877年にかけて建設された。その印象的なネオクラシカル様式の構造は、アーチ型のガラス屋根に覆われた交差する2本のアーケードと、その中心にあるガラスドーム天井を備えた八角形のスペースで構成されている。ガレリアには多くのラグジュアリーストアが並び、ハイエンドなレストラン、カフェ、バーが集まっており、その中にはミラノで最も古い歴史を持つ老舗も含まれている。



 ミラノのランドマークともいえるロケーションに出店したこの同店は、マチュー・ブレイジーのクリエイティブ・ディレクションのもとでオープンする3つ目の店舗で、ガラス、イタリア産のウォルナット材、美しい緑色のヴェルデ・サン・ドニ大理石という3つの要素が特徴だ。さらに、昨年9月にパリのモンテーニュ通りにオープンしたフラッグシップの美学を受け継ぎ、イタリアの伝統的な素材とモダニズムな感性を融合させた革新的なクラフツマンシップを表現している。

 

 店内のデザインは幾何学的な格子柄を中心に、ウォルナット材のパネルで縁取られた壁と天井には、インダストリアルな正方形のガラスブロックが組み込まれている。ウォルナット材は、曲線的な階段やテーブル、什器、棚にも使用されている。また、レザーのシートやウールのカーペットが柔らかなテクスチャーを生み出し、モジュール式のユニットシェルフが新たな発見と遊び心を演出している。

 


 「店内では、さまざまな形で宇宙を感じることができる。スペースシップの美学とは対照的なイタリアのモダニズム建築を組み込んだ親しみあるインテリアを表現した。そして、なにより服を着るというプライベートな側面を捉え、身につけることで想像力を掻き立ててほしい」と、クリエイティブ・ディレクターのマチュー・ブレイジーは述べている。
 
 このガレリア店は、モンテナポレオーネ通りとサンタンドレア通りにある既存の店舗に続くもの。店内にはレザーグッズ、シューズ、ウイメンズのレディ・トゥ・ウェアが取り揃えられている。
■「ボッテガ・ヴェネタ」公式サイト

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