JAXA、小型月着陸実証機SLIMの復旧に向けて準備進める

2024年1月26日 09:13

印刷

記事提供元:スラド

headless 曰く、 月面着陸に成功したものの太陽電池が電力を発生しないトラブルに見舞われた小型月着陸実証機 SLIM だが、JAXA では太陽光の当たる角度が変われば発電が可能と見込んで準備を進めているそうだ(The Register の記事)。

JAXA は復旧運用時に過放電で機能喪失したバッテリーによる再起動阻害を避けるため、バッテリー残量 12% の時点でバッテリーを切り離したという。これにより、探査機は着陸から 2 時間 37 分後の日本時間 1 月 20 日 2 時 57 分に電源オフとなったが、それまでに取得した技術データや画像データの地上への送信は完了している。

テレメトリーデータによると SLIM の太陽電池は西を向いており、今後太陽光が西から当たるようになれば発電の可能性があると考えられるとのこと。SLIM は太陽電池からの電力のみで動作することが可能であり、現在復旧に向けて準備を進めているとのことだ。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | JAXA | ニュース | 宇宙 |

 関連ストーリー:
月面に着陸したJAXAの小型月着陸実証機SLIM、太陽電池が電力を発生しないトラブル 2024年01月21日
JAXA、SORA-Qが撮影したSLIMの着陸写真を公開。メインエンジン1基が停止していた 2024年01月26日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事