セルスター、レーザー式オービス対応のGPSレシーバ―発売 音と画面で警告

2023年11月27日 16:39

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レーザー式取り締まり機対応モデルとして新発売されたGPSレシーバー「GR-129L」(画像:セルスター工業発表資料より)

レーザー式取り締まり機対応モデルとして新発売されたGPSレシーバー「GR-129L」(画像:セルスター工業発表資料より)[写真拡大]

  • 取り付けイメージ。

 自動車関連エレクトロニス製品の開発・製造販売を行うセルスター工業は、レーザー受信警告と取締りポイントを「画面」と「音声」で告知する、レーザー式オービス対応のGPSレシーバー「GR-129L」を、11月より発売した。

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 速度違反により捕まった経験がある人も多いだろう。以前はレーダー式と呼ばれる取締り方法が主流であったが、最近はレーザーを使用した取締りが普及し始めた。

 その違いは、レーダー式が走行中の車両に電波を照射して、跳ね返ってきた波長から速度を導き出していたのに対し、レーザー式はレーザーで3Dスキャンして速度を割り出している。つまり、クルマを立体的にとらえて移動時間と距離により速度を計測するシステムだ。

 このような違いから、レーダー式取締り用に開発された探知機では、レーザー式の速度取締りポイントを事前に察知するのが出来なくなった。

 制限速度は守るべきもののため、そのような装備をする必要も無いと言う意見ももちろんあるだろう。だが流れに乗って走行していると、ついつい速度違反をしていることもあり、意識せずとも速度取締りの対象となる可能性もある。

 昔のレーダー式オービスであれば、30km/h以上の違反でなければ取締りされることは無かったと言われていたが、現在登場しているレーザー式移動オービスは、15km/hの違反で検挙されると言う。さらに15km/h未満の違反であっても検挙された実例もあるため、流れに乗って走っていたという言い訳はもはや通用しないこともあるだろう。

 そこで心強いのが、レーザー式オービス対応のGPSレシーバーだ。「GR-129L」は、GPSデータ47種7万1,000件以上、取締り検問データも6万1,000件収録。レーザー光の受信レベルを従来品より距離で120%以上、集光率を3倍に引き上げ、より高い警告能力を備えている。

 また逆走対策として、高速道路のサービスエリア・パーキングエリアの入口と出口、料金所の無いインターチェンジ出口などを対象に、逆走してしまった時に警告を出す機能もある。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

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